せっかく定期的に覗いてくださるお客様が増えたというのに,しばし更新が途絶えたこと,お詫びします。
大変でした。年間で最も大きな責任がかかる仕事があり,ストレスと風邪から体調を崩し,おまけに天体観測の泊まり込みまで入って,半鐘は鳴るわ火消は来るわというレベルの絶不調でありました。私はのんびり生きていたいのに。
で,新年行事の「村松山詣で」が今日にずれ込んでしまいました。正確には「村松山虚空蔵堂」,私たちは「こくぞうさん」と呼ぶ名刹が東海村にあるのですが,毎年そこで家族のためのお札と交通安全のお守りをいただきます。
朝9時のお護摩に間に合うように出発。余裕で到着。すぐ申込書に記入したのですが……あれ?
いただくお札とお守りは合わせて4つ。いつもご祈祷料三千円×4でお願いしてるのに……三千円の選択肢がない! 最低で五千円! 去年まであった三千円の項目がない!
いやいや,これは重畳。つまり今年からは二千円分余計に虚空蔵菩薩さまにお願いしてくださるというわけですか。菩薩さまではなくお坊様が余計にそうしてくださるということですよね? そこらの神社で800円でいただける交通安全のお守りが五千円。地獄の沙汰も金次第と申しますが,さぞやご利益のあることかと。
おいおい,これって税金のかからない「お布施」って扱いだろ? 京都の寺院の拝観料と同様,税務署も手を出せない,本来「寸志」の,金額が定まっているもんじゃないだろ?
バチあたりなこと言うなと怒られそうですが,罰当たりなのは無税収入を一方的に吊り上げようとするお寺の関係者ではないでしょうか。朝日新書の「京都ぎらい」(井上章一)は京都の坊主の生臭ぶり,浅ましい所業をたっぷりと告発した本で,私が京都に抱く不快感を喝破した名著です。皆さんもご一読するとともに,京都なんぞを有難がるのをおやめになることをお薦めします。
念のため申し上げますが,私は神仏の加護を誰よりも尊ぶ古風な人間です。だからこそ神仏と,それをネタに食っている人間は厳密に区別したいと思います。
なんて言っても仕方がないのでいつも通り4つ。しめて2万円。税金がかからないんですよね。いいですね。
このあと「日本最高のパワースポット」,県北芸術祭でもご紹介した御岩神社にも行ってきました。相変わらず大変な人出でしたが,駐車場もトイレもよく整備されていて問題なし。京都なら拝観料取ってもおかしくないレベルの人気と設備で,実際そうしても人は来るのでしょうが,ここは本当に「本物」なので私でもおカネ払っちゃうでしょうが,でもできればこのままでいてほしいものです。
「本物」御岩神社に関してはそのうちきちんと記事にいたします。期待しないで待っててください。
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