土曜日,500人の聴衆を相手にパワポを使って1時間の講演をしました。生物や自然とは関係のない,役職上の内容です。準備にまるまる1か月。おかげでその間,山歩きする心の余裕を持てませんでした。のんびり生きたい,マイペースにやりたいという本人の意思とは裏腹にこんな仕事ばかり増えています。もうイヤ。
日曜日の今日,県北の山に行ってきました。スミレの写真を撮り直す,と宣言していたのに,とうにスミレの花期を過ぎてます。
案の定,タチツボスミレやツボスミレ,花期が長いか遅いかのスミレしか咲いてません。エイザンもマキノもアケボノももちろんアオイも葉が伸びるばかり。
スズタケ,いわゆる「ササ」の花。来年にはこの辺りのスズタケが一斉に枯れるのでしょう。
ヤマツツジも一株だけ,盛りを見せてくれるのが。
ウスバサイシンの花が残っていました。この場所に分布しているとは知らなかったサプライズ。何だか,ここいらの連中を代表して待っていてくれたみたいです。この個性的な花がいつにもまして美しく見えました。
人が生きるのに,それほど多くのものは必要ない。野生の花はいつでもそう教えてくれます。