(7/21に「こんな1日を過ごした」のタイトルで公開した記事の書き直しです)
貴重な休日。世の男性諸氏はどんな一日を過ごすのだろう。
休日なのにいつも通り5時台に目が覚めてしまいました。体内時計の融通が利かなくて,朝寝というのをさせてもらえません。
そこでまずはブログのアクセス数をチェック。あああ……,なんてちょっと落ち込んだあと簡単な朝食。その後のんびりと録り貯めたビデオを見て,お出かけします。メノウを拾える海岸のチェックで,あと一か所気になるところが。なんと衛星画像で見て,ここならある,と当たりを付けてます。なんかわしスゴいじゃん。本当にバカだなあ。
で,某海岸。決してアクセスのいい場所じゃないのに人が多くてびっくり。あえて写してませんがみんな釣りのおじさん。そうかこういう休日の過ごし方もスタンダードなんだ。
こういう寄せモノ(漂着物)の多い海岸に,似合うなあジムニー。実は次に乗りたいクルマなんです。
手ごろな粒径の小石がなんとも美しい。このまま全部持ち帰ってしまいそうで,我ながら危ない。でも本当にこういう美しさが好きです。
と油断して,波打ち際でお散歩してるふうのジイさんに挨拶したら
「なに拾ってんの? メノウけ?」
その手にはジャラジャラとメノウらしいのが。
しまったあああ!
あっさり私の存在目的がバレていた。しかもこの海岸はメノウが拾えることが知られており,しかもすでにこのジイさんに一巡りされていた。
これほどの敗北感は久しぶりじゃあ。
にっこりと笑顔で誤魔化しましたが,新たなメノウ産地を見つけて自慢してやるという野望はついえ去りました。本当に「太陽の下,新しいものは何一つない」です。
それでも人の目には必ず「目こぼし」があるもので
これともう一個。まあこれで満足しましょう。
「すきや」で昼飯(おろしポン酢牛皿定食中盛)を食った後,少し煮え切らないので山田川に行ってみます。山田川はこれも久慈川の支流で,やはりメノウが拾えるとのこと。これも一度確かめねばと思っていたのです。
メノウ拾い界笑で山田川が今一つマイナーなのは,降りやすく探しやすい河原があまりないせいだと思います。前に一度撃退されました。しかしとにかく,どんなタイプのメノウがあるのか一度確認しておかねば。
と,川沿いに歩いていたら見つけた! いい河原だ。
この山田川をフィールドにしてらっしゃる方がいるのは存じ上げてます。他人のシマを荒らすような外道はしたくないのですが,今回だけお許しください。
まず拾ったのがこれ。久慈川本流ふうのズシリとくるタイプです。
けっこう次々と。中には玉川によくある岩脈タイプもありました。
それと珪化木。石化が不十分というか,一部炭化しています。要するに石炭。このあたりの地層の中にこういうのがあるのは見たことがありますが,河原で拾ったのは初めて。かなりもろいので取扱い注意。
ナガサキアゲハが吸水してました。名の通り西南日本のチョウだったのが茨城でも当たり前に見られるようになってもう何年になるでしょう。私の標本箱には入っていないし,これからも入れるつもりはありません。こうして野外で会えるだけで十分です。
踏み潰しそうになったのはアジサシの卵。しかし周囲に親鳥の姿はありません。今年の長梅雨で川が何度も増水して放棄されたのでしょう。哀れ。
コレは何かというと,サギが吐き出したペレット。食べられたザリガニの消化できない部分がまとめて出されてます。これはこれで生命の営みと言えるけど,「進撃の巨人」でこんな絵あったよね。
いつの間にか愛車の走行距離が12万キロを超えてました。地球を3周,よく走ったなあ。ともに幾年月を駆けたその道のりは私の人生そのものです。