仕事で山方宿やまがたじゅく,そうです久慈川の流れる旧山方町方面に行って参りました。いやホントに仕事で。そもそも今の久慈川は大増水していてメノウ拾いなんかできないってば。
で,時間が空いてやることが無いのでご当地の歴史民俗資料館を覗いてみました。
この立派な建物は「山方農林漁家高齢者センター」。
その後ろに控えめに建っているのが「歴史民俗資料館・山方館」。もちろん常陸大宮市に合併される前は「山方町歴史民俗資料館」だったわけで。
玄関を開けると管理人室からおじさんが飛び出してきました。土曜というのに本日の来館者,私ひとり。館内は照明も冷房も消されてます。なんか寂しいというかわびしいというか。以前「百観音」の記事でも書いた,吸収合併された小さな町の悲哀がひしひしと。
よし,非力ながら私のブログで紹介してやるのだ。
日本全国いったいいくつの歴史民俗資料館なり郷土資料館なりがあるのでしょう。大きな市なら市立博物館の一角というパターンなんだろうけど。教科書に載るような偉人がいればいいのですがまあ基本の展示は
こんなものでしょう。
山方もおおよそはソレなのですが,一つ大きなウリがございます。
入館していきなりこの展示。石!石!石! そう久慈川流域のメノウ・金・化石,そして高師小僧!
高師小僧については以前河原で拾ったものをご紹介しましたが,実は近くの産地が特定されているようです。今度探しに行こう♪
メノウ(玉髄)。
火打ち石として千年以上のあいだずっと当地の特産物でした。
水晶のどデカいクラスター(塊),拡大したら埃だらけなのはご愛敬。
金鉱石も。
化石も。
農具とか民具の展示はほぼ素通りしました。管理人のおじさんごめんなさい。でも私のおかげで今日の入館者はゼロにならずに済みましたよ?
というわけで特に私のメノウ記事の読者の皆さん,久慈川においでの際にはこの山方宿の民俗資料館を覗いてみてくださいませ。「実物」を見ることができますよ。夏は冷房が切られていたりしますけど。あとここの並びには「淡水魚館」という水族館もあります。これまた小さな施設だけれど,オオサンショウウオが3匹もいます。ちっこい目と見つめ合いたい人,いかがですか。
追記
山方淡水魚館、惜しまれつつ閉館しました。
オオサンショウウオは他の施設に引き取られましたのでご安心を。
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