行った、採ったというだけなので記事にしていませんが、ざくろ沢もうでは続いています。
昨年の台風で大荒れのままですが、新たなざくろ石が流されてきたと期待してつい。
実際、新ポイントも開拓して大粒のが採れるようになりました。
川底の砂を掘ってはガッシュガッシュとパンニングでかき回すわけで、冬眠中のサワガニを驚かせてしまうのを毎度申し訳なく思います。
最近の大戦果といえば、母岩を見つけたこと。ここで多く見られる直径1ミリ程度のざくろ石がびっしり入ってました。ネットでよその産地のこういうのを見てすっげえと驚いていたのですが、ちゃんとここにもあったんだー。
そしてもう一つ。砂の山から拾い出した中に
水晶だ!
水晶はざくろ石と比べて著しく比重が小さい(軽い)のでパンニング皿に残ることはふつうないのですが、まあたまたまでしょう。長さは2ミリほど。とてもきれいな結晶です。私がかつて採集した中で、いちばん形がきれいな水晶。これだけで宝物にしたいくらい。
分け入った山中で予期せず出会う希少種の花。かつて採集に血道を上げた美麗な蝶が目の前の花壇に群れている。自然を相手にしているとたまにこういう美しいサプライズがあります。
山に川に海に、ひたすら美しいものを求め続ける日々。ああ、フィールド屋はやめられない。