晴れた。そして久しぶりの休日です。
昨日までの3日間,茨城では「やませ」とは言わないのだけど海からの冷たい東風が吹きつけて季節が3か月ほど戻った気分でした。特に昨日は仕事で日立に行って,ずっと外仕事。湿った東風は山がそそり立つ街の中で雲になり,霧雨なのか雲中なのかわからぬままに体を濡らし続けました。ああこういうのを煙雨というのかな,多少の楼台煙雨のうち,とかの。
土日が仕事でずっと潰れていたゆえに体も不調でした。土日にエーテルを補給して仕事で消費するというサイクルを乱されるのが何よりつらい。
今日一日は,思うがままに。
まず伸び放題の髪を切りに行ったのですが,店を出た時の風のにおいが,夏の海辺の町の朝を想起させました。涼しい中に生命の気を含んだ,光のエネルギーに満ちた風。たちまち潮風が懐かしくなって,道をまっすぐ東へ,海へ。
海辺のハマナスの実がもう赤く熟していました。
砂浜にはハマグリの稚貝がびっしり。
潮干狩りをしていた家族がヒラツメガニを捕まえていました。ここらではポピュラーな食用ガニです。
いい……! この木,いい。珪化木になりきってないけど,この崩れ具合がいい。ああ持ち帰りたい。
たっぷり潮風を吸って帰宅しました。庭の手入れもせねば。
クサボケにイラガ。以前に記事にしたヒロヘリアオイラガ。なんでも食べます。チクチク刺してきます。一片の同情も感じることなく駆除できる数少ない虫です。
アタマ隠してトゲ隠さずってか。
たぶん上にあるスイカズラから落ちたんだろうけどリンゴカミキリの一種。
いろいろと文句ありそうな顔してますが,カミキリは生木の材を食べるのでこれも同情は禁物です。
昨年の洪水のとき拾った皮付きのクルミを土の上に転がしておいたらいい塩梅に。でもこの上をダンゴムシやワラジムシがはい回っていていたかと思うと,食べる気がしません。
太陽が光球面を輝かせ,その光がレイリー散乱で碧空の青となりました。今週は3日頑張れば4連休! 何をしようかと今からほくそ笑んでおります。