12月30日の晩に採ってきた砂,1ヶ月かけてつまみ終えました。月末に砂を採ってきて次の1ヶ月楽しむというのがパターンになってしまった。
つまむ,というのは砂の中から高温石英やシーグラスをピンセットでつまみ上げる,健全かつお金のかからない私の高尚な趣味のことです。ぷちって,ぷちぷちって。ああ楽しかった。
わあきれい。
今回は石英がとんでもない量含まれてました。まさに銀砂。その一方でシーグラスは小さいものばかりで色味も乏しいものでした。
これは11月28日に採取して12月に処理したもの。今回と明らかに内容が違います。今回は大潮の干潮に合わせていつもと違う場所で採ったんです。こんな差が出るとは思わなかった。個人的には天の川の水晶の砂,今回のような色味が好きですが,人に差し上げるには大きなシーグラスが入っているほうが喜ばれるでしょう。次回はそういう採り方をしましょう。
こんなもの集めて私は何がしたいんだろう。…… いえいいんです。ステキじゃありませんか。こんな美しいものが根気一つで手に入るんだから。
…… また浮世離れしてますよね。こいつはどんな世界の人間なんだとお思いでしょうか。正直申せば,私の職場でも新型コロナ感染者が出ました。自宅待機者が何人も出てその穴埋めで大忙しの大騒ぎです。でもそんなものは記事にしません。現実世界のゴタゴタはただ冷静に受け止め,処理し,片付け,そして薄給を受け取るだけ。それで十分です。私はただ静かに,柔らかな東風に吹かれながらシュールな夢を見続けていたいのです。
気分がいいのであさっての土曜日はまた初崎の砂採りに行こうと思います。2月分の手なぐさみです。