スミレ好きジノ。よりご報告いたします。今年の初スミレは,なんと,わが庭のヒメスミレでした。
いつもの年なら「いつものフィールド」で早咲きのアオイスミレか早まったタチツボスミレを見るのですが,今年は文字通りの足元でした。カーポートの車に踏まれない位置に,ぽっと紫の星粒のように。
寒さのせいでしょうか,ヒメスミレにしては薄い花色です。早まったものです。それなりに寒い冬でしたが,そこはカーポートの半透明の屋根に覆われ,霜は降りないけど陽が当たる場所,少々季節を勘違いしても仕方がない。
よく見たらアブラムシが一匹取りついてました。寒いんでしょうね,陽を通し風を遮る花びらの温室で憩っています。実はつついて追い出そうとしたんですがしがみついて離れません。出たくないよう,ここがいいんだよう。…… 運良くたどり着いた避難所なんでしょう,写真の邪魔ですがつまみだすのは諦めて一緒に写ってもらいました。
がくも花茎もほんのり紫色。庭を造った時,カーポートの目地の部分にジャノヒゲが定着するまでのつなぎとして,野外で採ってきたヒメスミレの種子を蒔いたのでした。今でもたくましく生き残り,小さな姿で花をつけてくれます。
庭ではクサボケの花芽も膨らんできました。今年も無事に春の女神が花色の裳裾を舞わせながら下界にやってきています。ああ,春だ。
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