ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

お見舞いに代えて

 

 新潟に行った若いのが手土産を持って職場に顔を出してくれました。土産というのがアオイガイの殻。新潟の海岸で拾えるものなんだそうです。聞けば,新潟は我々のようなフィールド屋にはいいところらしい。羨ましいなあ。

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         アオイガイ。実はタコの仲間。

 


 途端に私も野に出たくなりました。春の花をきちんと撮らねばと思っていたところです。新潟の自然誌には及ばずとも,この足早に過ぎ行く水戸の春を記録しよう。

 

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 まずはヤブツバキ。花が平開しないので野生種に近いものでしょう。花は半開,酒は微酔と言ったのは観阿弥でしたか。ここに興趣あり。

 

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 ヤブツバキは春告げ花の一つ。私のようなへそ曲がりにすら愛でられる。

 

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 キランソウ。地べたから空を仰ぐ。

 

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 タチツボスミレ。森の国ニッポンのスミレ。

 

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 スズメノヤリ。本当の本当に,雑草中の雑草。でも拡大するとめしべを開き,必死で繁殖行動をしているのがわかります。

 

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 ニオイタチツボスミレ。芝地に群生してました。

 

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 タチツボほど多くはないのですが,ある所では群れ集う花です。

 

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 オオシマザクラ。植栽です。大輪・純白,伊豆諸島原産。芳香で知られますがここのは香りがなかった。

 

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 ウリハダカエデ。カエデの類はみな花が地味です。

 

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 名も知らぬ園芸種のツツジがぽつんと早咲きしてました。早まった,失敗したと呟いています。

 

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 これはなんと言ってもセイヨウタンポポなのだ。私の目にはこう見えるのだ。

 

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 ヒメスミレが桜の花びらに埋もれて春をことほいでおりました。

 

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 野生のクサボケ。藪の中で逞しく咲いてました。

 

 

 

 

 


 いつも私の記事にはてなスターを付けてくださる antonneさんがご病気と知りました。ごめんなさい今頃。あまりひと様のブログを見る余裕がないもので。


 今回の記事の花々を,お見舞いに代えて antonneさんに捧げます。一日も早いご快癒を心からお祈りいたします。