モノ持ちがいいというのも考えもので,身の回りが有用無用の雑多な珍宝に満たされていきます。思うところあって昨年から少しずつ捨て始めています。
今日のターゲットはこれ。ガラスのコップに入った透明ゼリーのろうそく。メイド・イン・タイワンとある。
あさって目線がなんとも怪しい一品です。
十年ほど前に十代の女の子からもらいました。ああわし,そのころまでは女の子から何かもらえてたんだと感慨も深い。ずっと棚の奥で埃を被ってました。こんなものを後生大事に抱えているあたりが私の人間として小さい部分です。ローソクなんぞ使ってしまえ。
ぼっ
私の変な性癖で,筋トレやストレッチをするときに部屋の電気を消し,窓を開け,ティーキャンドルを床に置いて,流れ込む外気とローソクの震える光の中で体を動かします。非日常感って大事です。しばしこのゼリーに灯を点して,カエルさんに付き合ってもらうことにしました。
ローソクの光の下で楽しそうなカエルさん。
よくわからないのがこの赤い魚。釣られてるようには見えないし,カエルが金魚をぶら下げて歩くという状況も理解できない。…… まさかペット? ペットのお散歩??
使ううちにだんだんゼリーが減っていきます。当たり前だけど。
たぶん空の雲を模していたのであろう白いのが溶けて,毒ガス戦の様相を呈してきました。
さらに燃え進んでカエルさんの頭が水面に出てきました。カエルさん,燃えてしまうのかと思いきやガラスでできているようです。このあたりで気づいたのですが,このゼリーキャンドルって燃え方によってかなりススが出る。
ススが付いたカエルさんが 怪奇大作戦 の怪人みたいになってしまった。
ローソクが燃え尽きてススで真っ黒になったカエルさんを拭いてここまで再生。すっかり情が移って捨てられなくなってしまった。すいません,この記事の表題ウソになりました。
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