こだわるわけではないけれど,先週コーヒーを飲めなかったことが心残りとなりました。ああ,御岩神社のお話です。今日の土曜日,良く晴れて,自然と足が向いてしまいました。
行かれた方はおわかりでしょうか,あの鳥居をくぐった途端に空気が変わります。
神社のスタッフの皆さんが総出で境内の整備をしておられます。昨日までの悪天候で大量の落葉落枝,好天が幸いです。今日はここで結婚式があるとのこと,さぞや行いの良い新郎新婦なんでしょうね。
光あれ。
枝葉に溜まった昨日の雨が今ごろに降り注ぎます。いつ来ても水が豊かな神域です。顔見知りになったスタッフの方に,今日は精霊がたくさん来ています,いい写真が撮れますよと声を掛けていただきました。期待しましょう。
美しいコケ。
不思議なキノコ。
かびれ神宮に着いた刻限に,ちょうど後光が射してきました。
山頂から阿武隈山地。いつぞや見て,写真データを失った雲海の風景が忘れられません。
コロナ禍の制限も解かれて,また賑わう山頂です。
信じられないことですが,この光の柱に気づかずに帰ってしまう方もいるらしい。
裏参道を降りる途中にツルリンドウの実。
一週間前に雨の中で震えるキッコウハグマに心動かされましたが,ここのは柔らかな陽射しを浴びて微笑みながら咲いてました。
お地蔵様。お顔にザトウムシが付いているのを,さて払っていいものか。
本殿前に戻ったらちょうど神前の結婚式を終えた新郎新婦が写真撮影に応じてました。誰もがここで式を上げられるわけでは(たぶん)ないので,きっと特別に由緒のあるお二人なんでしょうね。
さあて,お待ちかね。わざわざ山頂までひと汗かきに行ったのは,ここのコーヒーを美味しく飲むためです。Cafe Sfiato さん,無事コロナ禍を乗り越えました。人出が戻って良かったですねとひと声。なにせここのコーヒーが飲めなくなったら私,心に穴が開いちゃいますから。
一杯ずつ丁寧にドリップしてくれます。ワイン珈琲,美味しゅうございました。
靴洗い場の傍らに白い花のひと群れ。何かと見たらダイモンジソウ。そうかまだ花期であったか。今年最後に見る草の花は何になるだろうなとふと思いました。
新聞広告で面白そうな本を見ました。「異界神社」本田不二雄。この著者は「神仏探偵」を名乗って全国を巡り,これまでも人に知られぬミステリアスな仏像や霊気ただよう神木を世に紹介してきた方です。その人が満を持して,全国の神社の奥宮で特に「異界」を感じたものをビジュアルで記録した本だそうです。…… っておい,この表紙,御岩神社のかびれ神宮じゃないか。
「奥宮は『この世じゃない場所』であり、異界との接点であり、ときに『あの世そのもの』でもあった」と著者は語ります。その人が巻頭に選び,表紙にまで使ったのが御岩神社とは。本当にここは特別な神域なのでしょう。千数百年前に「何か」を感じた人が結界を張り社を建て,神の依り代あるいは異界との境界としました。おかげで私のような凡俗もご利益にあずかってます。
どうでもいいけど,御岩山に登って降りる道中ずっと脳内で「ファイヤーフォックス」のテーマ曲がリピート再生され続けてました。これも一週間前のネタです。尾を引くというか,たたるなあ。
↓ 御岩神社紹介。右上のカテゴリー「御岩神社」もご参照ください。
御岩神社:パワースポット,ショウジョウバカマ,イワウチワ - ジノ。
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