縄文土器を見てもまだ時間に余裕が。本当に日が伸びました。ダイダラボウが手を伸ばせば届くところに海があります。
先日、富岡橋でお会いしたご家族におみやげメノウを選んでもらった時 ― このおみやげ箱には玉川や海岸のメノウ、オルソクォーツァイトとか見境なく入れてあるのですが、ご主人が海岸の黒メノウに興味を示して選んでくださいました。へー。わかる人にはわかるんだなあ。よし、もう少し補充しよう。そんなことを考えたのを思い出しました。海岸で石拾いしよー。運がいいことにちょうど干潮時刻です。
何だか海岸の様相が変わっていました。砂浜だった場所に石がごろたごろたと。浜が削れるような嵐はしばらく無かったはずなのだけど。
浜が崩れて、昔に堆積した石の層が露出しています。転がる石の由来はこれ。でもなぜ。
嵐は無かったけど、海岸の石を見るとかなり強い風が吹いたようです。そういえば強烈な季節風の日がありました。原因はたぶんそのあたり。北風による風浪が浜をえぐったのだと思われます。図らずも石拾いには好都合。神さまありがとう。
記録用に一枚。画面中央右寄りにさっそく黒メノウらしきが写ってます。これは持ち帰るには大きすぎるけど、とにかく今日は宝の浜になりそうな予感です。
次々と。
これは持ち帰るには大き過ぎ、なんて贅沢なこと言ってみたり。
ちゃんと黒メノウも確保しました。誰かに喜んでもらえるといいなあ。
この浜を削った風は、生き物にも災厄だったようです。モミジガイというヒトデが打ち上げられて干からびてました。お気の毒に。
海のギャング・イトマキヒトデもあえなく干物に。風で命を落とす生き物もいるんですね。人生何があるか。
タカラガイまでありました。
さすがに日が傾きました。波打ち際が夕雲の光を映します。ワクチン接種に当てた一日でしたが、存外に愉快でありました。
帰り道、茨城ならではの壮大な空。雲に光の条線が、まるで太陽を中心にした蜘蛛の巣のように入ってます。わあ不思議。下手な説明の努力は放棄して、不思議は不思議のままに。
それにしてもまた拾い過ぎた。ビンボー人丸出しで恥ずかしい。必ず石好きのどなたかに還元しますからね。
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