ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

せっしゃりんぐをてにいれた / マクロ撮影のお道具について

 

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 またカメラの話です。適当に流してくださいませ。

 

 私の写真道のはじまりは父のお下がりのアサヒペンタックス。なぜか父の道具箱の中には接写リングもあって、それを装着して家に連れ帰っていたオオムラサキの幼虫を撮った、あれがすべてのはじまりであったなあ。


 今どきのケータイは知りませんが、カメラとレンズの組み合わせというと、存外に小さいものが写せません。女の子のアクセサリーを、気合の入ったネイルを、そんな小さいものを写すには


マクロレンズを使う
② クローズアップレンズをレンズの前に装着する
③ 標準レンズを前後ひっくり返して装着する
④ 接写リングをレンズとカメラの間に装着する


マクロレンズはまず高価、単焦点なので用途が限られる、などの理由で一般の方にはお薦めしづらい。は一番お手軽ですが歪み、ケラレその他の画質低下が避けられません。はまあ私は外道のワザだと思います。オート機能も働かない。は一度レンズを外す手間が掛かり、野外ではゴミの侵入も気を付けねばなりませんが、最もマスターレンズの性能を維持できる方法だと思います。


 現在の私は①と②を併用しております。②は前述のようにあまり使いたくないのですが、私が撮影対象にする小さきものにはマクロレンズの倍率では足りないのです。


 お?


 写真用品カタログを見ていたら、ケンコー社の製品にEマウント用接写リングというのがありました。電子接点付きでカメラに連動するという。おおこれは。


 お値段も手ごろだったので、某デンキ水戸本店で注文してしまいました。三日で届いた。

 

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 こんなの。大小二つ組セットなのですが

 

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 重ねて使えば最大倍率になるはずです。

 

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 90ミリマクロレンズ単体で撮ると定規はこんなもの。

 

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 接写リングを装着してみます。

 

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 リング装着で…… あれれ。いえ確かに拡大されましたが、こんなもん?


 もともとのマクロレンズの性能が高いので、劇的効果とはいきませんでした。私の被写体や撮影スタイルには中途半端な性能で、野外でレンズを一度外すという危険を冒すほどとは思えません。がっかり。ついでに言っておくと、純正レンズに装着したにも関わらずマウントがユルユルのガタガタです。ケンコーさんよお。


 まてよ。これはそもそもマクロ機能のないレンズに付けるものでした。ということは、28‐75 ズームレンズになら有効に使えるのでは。

 

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 レンズ単体、広角側。これ以上は近づけません。とてもハコベのめしべを比較したりダンゴムシが困っている顔を激写したりなんて芸当はできません。

 

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 そこで接写リングを装着すると。

 

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 おおイケる。もともとマクロ撮影が苦手なレンズだったので、効果は劇的です。マクロレンズ単体に匹敵する拡大倍率です。ただし被写体までの距離が異常に近かったり、ピントの幅がごく狭かったり。本職に取って代われるものではありません、あくまでも補助的なもの。でもあれば便利に違いない。

 

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 より実戦的に、こんなのを写してみよう。

 

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 おお。手持ちでもここまで撮れる。

 


 また一つ、マクロの利刃を手に入れました。かさばるものでもないので、旅行でズームレンズ1本しか持てない時などにバッグに入っていると重宝するでしょう。活用させていただきます。

 

 …… これで写真の幅が広がるといいのだけどなあ。

 

 

 

 

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