ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

拙者接写が好きでござる

 

       


 神聖なるタイトルへのツッコミは一切受け付けませんのでよしなに。

 

 


   広い場所でお花の写真を撮りなさい、接写で。


 そういう宇宙からの電波が来たので、ひたち海浜公園に出かけました。土曜日、おっさん一人で。

 


 海岸口・風のゲート。以前の記事でもここから入りましたっけね。

 


 奥まっていて手が届かない、悪意すら感じる駐車場改札機。公園の入場料は450円ですが駐車場料金は520円。なんかおかしくないかい。駐車場は民間に任せてあるので、とか言い訳するのでしょうが、おかしいはおかしい。痛くもない腹を探られますよ。


 いやいやいや、今日はそういう話はやめましょう。お花です。公園そのものの入場料はまことに適正、それでいつも園内は花で満たされています。ネモフィラやコキアだけではないんです。現場の人たちは大変な労力でここを維持してくれてます。国立の施設なので、作業服着て歩いている職員がじつは高学歴の優秀な人だったり…… って、これは作業服に対する偏見か。


 また屁理屈が出始めた。もう写真いってみよー。まずは黙って写真並べます。腕に覚えのある方、名前わかりますか? ヒントは50音順。

















オオマツヨイグサのめしべの柱頭でした~。え?わかるわけないって?

コメツブツメクサ。紅葉した葉をバックに。意外に趣深い花でした。
タチバナモドキ。思い出は以前の記事に。
テイカカズラキョウチクトウ科らしいねじれ花。
テリハノイバラ。赤みの強い花を選びました。

ドクウツギの実! ちょうど果期で、猛毒の実をたわわに付けていました。

 園の方も心配しています。


ニワゼキショウ。大草原に花畑を作っていました。花の妙味はさすがアヤメ科。
ハコネウツギのめしべ!でしたー。ピント来てないけど。
ハナハタザオ。小さいくせに立体的な花で、ピントが浅くなる接写の難敵です。
ハマヒルガオのめしべの柱頭。わかるかあ!とか聞こえてきます。ふふふ。
ヒメスイバ。大群落をつくって、異国の原野のような風景を現出させてます。

ビョウヤナギ。ヒゲ自慢のオトギリソウ科でも最右翼。

ビロードモウズイカ。ヨーロッパ生まれ、毛むくじゃらの大巨人。花も毛だらけ。

 

で、

 


 じつは今日の目標はこれでした。絶滅危惧1A類、ハナハタザオ。全国で絶賛絶滅中。ここひたち海浜公園では大切に守られていて、確実に見られます。

 


 大草原エリア。家族連れが憩うまさに核戦争3分前みたいな風景。もうひとつの目標がここで最凶帰化植物メリケントキンソウを撮影することでしたが驚くべし、完璧に駆除してありました。1種類の雑草を消し去るというのがどれほどの労力か、考えるだにアタマが下がります。やっぱりここの職員さん、ただ者じゃない。

 


 紹介しきれなかったお花も。これはカワラサイコヘラバヒメジョオンが競ってアピールしているところ。

 


 以前の私なら、花の構造、葉の形と付き方、全体の草姿などなどを図鑑ふうに記録することに注意を払いました。でも今日は撮りたいように撮って、何だか楽しかった。他人のための説明写真ではなく、自分の写真を撮る。これもまた、心が自由になったことの効用でありましょう。

 

 

 

↓ 以前の記事です。


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