ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

600回目の日常

 


 不幸に気付いていないことを幸せと呼ぶそうです。では私の日常は何だろう。

 

           
 ずっと続けているのが、家から水戸駅南口まで歩いて往復すること。片道4キロ、帰路は寄り道したり坂の上り下りをしたりするので実質もう少し負荷があります。これを週2回。お散歩、と称してますが早足で、かなりのカロリー消費になっています。

 


 いえいえ、楽しいから続くんです。道々、いろいろなものに気づきます。毎回通るお店の前でヨルガオが何かを言っていたこととか。きっと夏の頃から声を掛けられていたのかもしれません。少しずつ、失った感性が戻ってきているのを感じています。

 


 旧県庁の樹叢が徐々に秋色を深めていくのがまるでタイムラプスのように。

 


 ある日台所にユズが山と積まれていました。知り合いの庭にあるのを、好きなだけ持って行けと言われたとか。イチゴやら青リンゴやら、我が家はしばしばこういうご奉仕を頂けます。

 


 2時間後にはすべてジャムになっていました。家の冷凍庫にはミックスベリーやらリンゴやらキウイやらの手作りジャムが消費しきれないほどに詰まってます。こんな幸せはないと思っています。

 


 タネは美容目的で欲しがる人がいるんだって。

 


 つくばの石切場跡、そうあの「巨石文明」インチキ記事の舞台ですが、例の結界石「セキガントウ」に顔が浮かび上がっていてびっくりしました。数分間の木漏れ日の偶然でした。いえ別に何事もありません。

 


 秋色なお深まり、イチョウが落葉を始めました。

 


 黄葉が降り積もった上に、ふわりとツタの葉が一葉。見よと言わんばかりに。

 


 同日、お散歩の帰路の茂みに、あまりに見事なビナンカズラを見つけて大喜び。こんなことも日々の幸せの一部です。

 

  
 古庭「保和苑」のカエデが陽にきらめいていました。

 


 以前に記事に書いた隣家の柿、3つのうちの1つを我慢しきれずに。「熟柿」にはちと早まりましたけど、とろりと濃厚な味わいがたまりません。

 


 長い永い闘いの日々の果てにようやくたどり着いた平穏な日常を、多幸感のうちに過ごしております。

 


 好きで続いていること。フィールドに出る、体力・体形の維持、ブログの月二ケタ更新。久しぶりに会った人に黒くなりましたねえと言われました。お百姓さん並みに外に出ていますから。お散歩に加えて筋トレとストレッチも続けてます。なんか身体ががっちりして良く動くようになりました。ブログ記事のために図書館でいろいろな本に目を通しています。つまりは好きなことを好きなだけやっているのだけど、敢えて意味を求めるならそれは明日のため。


 今この瞬間の積み重ねが明日であることを知っています。いつまでこんな日々が続くのかわかりません。この幸せが、一日でも長く続きますように。明日の朝目覚めたときに、心地良い夢の余韻とともに、大きく伸びができますように。

 


 ジノ。愛と青空のブログ  自分でも信じられないことですが、これで600回目の更新になります。記事はすべて、突き詰めれば私の日常をつづったもの。こんなものによくもまあお付き合いくださったものです。読者の皆さま、本当にありがとうございます。


 そしてこれもありがたいことに、5年前の記事にもいまだにアクセスをいただいております。読者さまはもちろん、過去の自分からも励まされているよう。10年後にもかくありたいと思います。そのためにも決して独善に走らず、ひとの目線を心がけて、このブログを続けます。さして面白い人間ではありませんが、どうかこれからも私の日常にお付き合いいただければ幸いです。

 

 

 

 

↓ インチキ記事。いまだにアクセスがあります。本気にされてないだろうなあ。


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