ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

百里基地航空祭2022 最後のブル-インパルス

 

       


 ああいけない、何だこの誤解させてアクセスを誘うセコい見出しは。アイドルが始球式をした時の見出しに「ノーバン」と書くようなものです。決してブルーインパルスが飛ばなくなるわけではありません。私個人の問題です。


 過去2年間開催されなかった百里基地航空祭。毎回5万人の入場者があるそうですが、たぶんこれは本開催の日の人数だと思います。例年は本開催の前日に、地元茨城県民の応募者だけの特別開催がありまして、私はいつもそれでゆったりと観覧しておりました。今年はそれがありません。すべての人が日曜1日に集中します。死ぬほど混むことは目に見えています。「渋滞・行列・人ゴミ」が大嫌いな私には悪夢のような状況でしょう。それに行く羽目になってしまった。例によって誘われたのを生返事で返していたら、パーク&バスライドを申し込まれていたんです。

 


 百里基地から20キロほど離れたここは大洗サンビーチ駐車場。朝5時半に家を出てきたら、もうこんなことに。これ全部今日の航空祭のお客さんです。さっそく渋滞。

 


 反対車線もこんな。私は地元ですからまだいい。遠くから来た皆さん、本当に大変です。

 


 陸の孤島と揶揄される百里基地。鉄道のアクセスがなく、周囲に数万台を収容できる駐車場なんてあるはずもない。基地内に停められるのは招待者だけ。バイクや自転車で来る人もあれば、中にはゲリラ駐車を狙うヤカラもいます。一般人の家族連れではこのパーク&バスを利用するしかありません。ああみんな何時起きで来たんだろう。行列はなかなか進みません。

 


 ようやく乗り込んだバスも、基地近くでやっぱり渋滞。いやあトイレ危なかったあ。

 


 基地の中に入ってもバスでしばし待たされました。もうすっかり、来たことを後悔しています。

 


 ようやくバスを降りてトイレに行っている間に、すでに2つ目の演目のF‐15の機動飛行が始まってました。

 


 部隊マークからすると、小松基地から来たようです。今の百里にF-15はいません。

 


 いつ見てもすごい機動力だなあ。世界最強の戦闘機です。

 


 続いてUH-60JヘリとU‐125Aによる救助活動演示。この救難飛行隊は百里のものです。

 


 おお人まで飛んでる。

 


 一度アレで吊り上げられたい。ええ、シャレにならないのはわかってますけど。

 


 朝一番の演示を終えたF‐2がいました。今の百里の主力戦闘機です。

 


 お尻を覗いて、アフターバーナーを激写。

 


 … でも申し訳ない。私も、そしてたぶんほかの多くのお客さんも、今日のお目当てはキミではない。

 


 青白ツートン日本の誇り。今日はブルーインパルスが来てるんです。

 


 救難演示の最中も、皆さんの視線はちらちらとこちらに向けられます。… なんかいかにも航空祭らしい絵になりました。

 


 さあいよいよ、まずは操縦者の紹介アナウンスが始まりました。いま基地に着いた人も、売店を冷やかしていた人も、一斉にエプロンに集まります。うわあ、本当に今日は何万人来てるんだろう。

 


 そして離陸。青空の下、いよいよ待ちに待ったブルーインパルスの飛行展示です。以下、撮った順にわーっと並べていきますね。適当に早送りして結構よ

 


 繰り出される大技の数々に観客からため息がこぼれます。


 ハートを矢が射抜く「キューピッド」。


 「クリスマスツリーローパス」。


 アメリカで披露して☆型の好きなアメリカ人を喜ばせたという「スタークロス」。広角レンズじゃないと全体が入りません。


 私の好きな「コークスクリュー」。しまった正面から撮ればよかった。


 いえ青空の下でブルーを見られたのですから、満足です。

 


 着陸進入に入るところで…… お気づきでしょうか、バックが高積雲で覆われています。ブルーインパルスの飛行展示が終わった途端に、空一面に雲が広がりました。どこから現れたんだと驚くほどに短時間で。


 気の毒に、このあと百里基地の主役・F‐2による機動飛行と対地攻撃演示があったのですが、空は曇りお客さんはぞろぞろと帰り始め、さぞや関係者は傷ついたろうなあ。ごめんなさい私もブルーを見られたのに満足してバス乗り場に向かっていました。


 ここで自慢を一つ、ウソ告白を一つ。初めて百里航空祭に来たのは中学生の時。いらい、雨や曇りに見舞われたことは一度もありません。ブルーインパルスは常に晴天の下で見ています。今回私の晴れ男伝説はまた更新されました。ウソというのは、8月に松島基地航空祭に行ったという話を書きましたが、実は松島には行ったけど基地内には行ってないんです。ああ人ゴミ嫌だ嫌だと思ううちに腹の筋肉が痙攣を起こして、ずっと宿で寝ていたんです。おかげでどしゃ降りになったと同行者には文句を言われました。私もけっこう本気で責任を感じております。


 実は今回も渋滞・行列・人ゴミが予想されて気分が悪く、夜もよく眠れていませんでした。決して楽しみにはできなかった。もうこれを最後に、航空祭へのお誘いは断ろうと思います。

 


 仕事を上がってからこっち、苦手なことへの耐性が下がっている気がします。些細なことで激昂して大声を上げる老人ってこういうことなのかな。人間とはかくも弱いものか。気をつけて生きて行こう。

 

 

 

 

↓ 過去の航空祭記事。ヒコーキ写真がさっぱり上達していないことに驚いた。 


↓ どうかひとポチお願いいたします。

にほんブログ村 その他生活ブログ 季節・四季へ
にほんブログ村 花・園芸ブログ 野の花へ
にほんブログ村 その他日記ブログ 備忘録・メモへ