ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

うつろ舟、それは茨城最大のミステリー

 

  

 さあまたやってくれましたよ 常陽史料館 。いつもいいネタをありがとうございます。

 


 このブログ登場4回目。貨幣史料を常設展示しつつ、県内のクリエイターを紹介する企画展が楽しいのです。それが今回はうつろ舟とは。


 うつろ舟(虚舟)。あの「ムー」で特集されたこともある由緒正しきミステリーであります。ちなみにムーが運営する「webムー」というサイトがあって、今回の企画展がこんな風に紹介されてます。


「 ムー民には今更説明するまでもないが、虚舟の『本場』といえば常陸国、現在の茨城県である。そのご当地の史料館で虚舟を特集した展覧会が開催されると聞いたら、これは観にいかないわけにはいかないだろう 」


 あ、ありがとうございます。本場だなんてそんな。

 

   
 いつもエントランスからの眺めを撮ります。今回はこんな風景。あるよドカンと何かが。

 


 今回のこのスペースはうつろ舟に着想を得た3人のクリエイターによる造形作品が展示されてます。その3人の一人が……

 


                田崎太郎さん!

 


                陶芸空想科学!

 

 
                                     またこんな設定をして(賛辞)

 

    


 おなじみのシャーマンペンギンがうつろ舟を引くという、田崎ファンかつ空想科学ファンにはたまらない絵になっております。

 


 ちなみに地階の展示室にはこのうつろ舟事件が書かれた江戸時代の文書が並べられています。どの史料も絵つきですが、伝聞される間に円盤の図や「宇宙文字」がビミョーに変化します。事件後1か月で書かれたものがあって、それが一番原型に近いのかな。それと船内にあったというこの宇宙文字、それを写し取った人がいるはずですがその人、絵心あったのかなあ。信じていいのかなあ。


 ノリだけでここまで書いてしまった。少し真面目に。

 


 江戸時代後期の享和三年(1803)、常陸国の海岸に円盤型の舟が漂着した。その船内には奇妙な文字が書かれ、異国人と思しき異装の美女が謎の箱を携えていた―――

 

 


茨城県北芸術祭」でも、この伝説めいた事件に刺激された芸術家が建物一つを使って作品を作り上げていました。澁澤龍彦も小説を書いてます。まこと、多くの人の想像力を掻き立てるお話であります。


 私は、これは「南総里見八犬伝」で知られる滝沢馬琴による創作であるという説を支持しておりました。ところが近年見つかったものを含むのべ十五編もの史料の内容がほぼ一致することを考えると、やはり1803年のある日、今の神栖市の舎利浜で「何か」があったのは確かだと思えるのです。

 

     
 …… というわけでキミも解読しよう 宇宙文字! 謎の美女を召喚できるかも知れませんよ。よう知らんけど。

 

 

 

 

↓ 田崎太郎さん in 常陽史料館。

↓ 写真を少し追加します。

 

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