「真壁のひなまつり」に行ってきました。
2年前にも軽くご紹介しました。筑波山の北、桜川市の旧真壁町市街地は昭和中期で時が止まった街。今は寂れた商家も、倉にはかつての栄華をしのばせる豪勢なひな人形が眠っていました。これを店先に飾るイベントを有志で始めたところ評判を呼び、古い町も昭和レトロともてはやされ年ごとに観光客が増えて今に至ります。
どれくらいレトロかというと例えばこのお菓子屋さん。平棚に商品並べるなんて今どきそうそう見られるものではありません。決して意図せず、当たり前にそうしているのがすごいところ。
これは見とけと言いたいのがこちら、川島書店さん。これは「見世倉」と言って本当に「見せる」ための建物。別棟が営業中の店でそこにも
こんなのがあったり
ショーウィンドウでは楽しそうに宴会を開いていて
そして店を通り抜けた裏手にある倉は
中が全部とりどりのおひな様。
昔の商人は凄かった。何と言うか、スケールが現代の我々とはけた違いです。
こちらは呉服屋さん。これは平成になってから実際に娘さんのために購入したもの。
古いものならなんぼでも。
そうそう、昔の大きなお店屋さんには必ずこんなスペースがありました。まさに昭和レトロであります。
これは見とけをもう一つ。お菓子屋さんらしいのですが、飾られたおひな様のまわりをNゲージが走ってます。息子さんの趣味らしい。特撮のワンシーンのごときシュールさ。
トトロのジオラマ。もうこうなるともうひな祭りも何もありません。でも今日一番に盛り上がりましたよワタシ。
で、なんで「水星の魔女」の二人が?と聞いたらば、カップルだからということらしい。
土曜日でしたが、昼近くになると大変な人出です。
真壁の街、一つ難があるとすれば落ち着いてゴハンを食べられる店があまりないこと。 そのせいかお菓子屋さんはどこも人だかり。私も桜餅をいただきました。美味しかった。つぶあんの感触がいつまでも後を引いて、おみやげに買い足してしまいました。
肉屋さんのコロッケにも行列が。買い食いって楽しいよね。
前回来た時に閉まっていたカフェも今日は営業中。小さなお店ですけど、早い時間だったので座ることができました。
昭和の街並みと色とりどりの人形たち。半日楽しむことができました。
おみやげはさっきの桜餅とここ、つくばプリン。
これも美味しゅうございました。
真壁のひなまつり、3月までやってます。駐車場など詳細はネットでご確認ください。それと、ネットをお使いになるのならぜひ「桜川市観光PRポスター」で検索してみてください。「桜川の四季」というそれはそれはセンスの良いポスターが語る、この地に生まれた一組の男女が美しい四季の風景の中で成長していくストーリーをご覧いただきたいと思います。
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