ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

セツブンソウと冬を越えゆく日々

 


 「守衛(id:saiwai326)」さま、いつもありがとうございます。あなた様の下さるネタで、私も日々の記事に困ることがございません。ぐへへへ、いただきます。

 

 

         というわけでセツブンソウです。

     
 旧暦の節分のころ、つまり今ごろ咲くのでこの名があります。虫も少ないこの季節に虫媒花を開くって、どういう戦略だろう。教えて山田さん。少なくとも雪国では成立しないような気がする。だからすごく分布が限られて、本州西部の石灰岩地特産です。この花があることを町おこしに使う自治体もあるくらいで、もちろん茨城にはありません。だからキンポウゲ科の華やかさに満ちたこの花を、今回初めて見ることになりました。この歳でまだ初めてがあることを天に感謝、その機会を授けてくれた「守衛」さまに大感謝です。

 


 「春の妖精」と冠されたものは多いけど、これもその品格を備えていると思います。

 

   
 「花」の構造を突き詰めたキンポウゲ科、種類ごとに多様で面白うございます。ちょっとピントを絞ったこの写真で、さて花びら(花弁)はどれでしょう。…… じつはおしべみたいな黄色いのが花弁なんです。大きく広がる白いのはがく片。

 


 中央の赤紫色がめしべで、このあと種子を包むさやになる形状がオウレンそっくり。

 


 もし読者の皆さまが実物をご覧になったら、そのあまりの小ささに驚かれるでしょう。知識がなければまず目に入らない、そんなかそけき春の妖精。

 


 水戸市植物公園、早春の花々が彼らなりの歓喜の声を上げてます。スノードロップは花壇の定番。

 


 ほーら守衛さま、お好きなトケイソウですよー。私に苦手なものを知られたのが運のツキなのだ、ぐへへへ。

 


 湿地にぽつんと咲いていたこれは、たぶんヒメリュウキンカの園芸種だと思います。

 

    
 クリスマスローズは好きじゃないけど、この植え込みのは他の花とのコンビネーションが絶妙でした。

 


 薬草園のオウレンが花盛りでした。オウレンというと思い出すのが御岩神社。今年になってからまだお参りしてません。家族が新年に行きたいというので自分で行くのを控えていたらこの時期になってしまった。次の日曜は早朝から行ってみようかな。

 


 クロッカスをまじまじと見るのも久しぶりでした。定番すぎて最近見かけないような。

 


 ハボタン。北でも南でもあまりいい発色をしないそうですが、関東では冬の花壇の主役です。私も嫌いじゃない。

 


 これもハボタンなんです。花じゃなくて葉っぱです。まことにキャベツ類の葉ほど有用なものはない。

 


 以前のこの植物公園の記事で、スズメバチの女王が集まっていたユリノキ、伐られちゃってました。事情は察しますが、ちと残念。

 

 

           
 この宙に浮かんだシュールなソフビ人形はトイレの表示でーす。久しぶりの水戸市植物公園、半日楽しんじゃいました。

 

 


 野に山に生命の気が満ちる、そんな季節を夢見つつ冬を越えゆく日々です。

 

 

 

 


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