ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

忍野八海と西湖

 


         観光地に連れていかれました。


 雨の予報、土曜日、人ゴミ。何一つ私の興趣を誘わないお誘いでした。たぶん晴れ男を期待されたのと、私への気遣いもあったようです。助手席に座ってればいいから、というので納得して朝7時に出発です。


 予報通りの雨の中、常磐道圏央道→中央道と3時間走り切って

 


            わあああ。

 


 こ、この町の人は毎日こんな風景を見ているのか。

 


 で、到着です、忍野八海。知らない方のために言うと「おしのはっかい」。湧水群です。富士の伏流水が湧き出ていくつもの池を成してます。

 


 晴れてます。同行者から拝まれてしまったけど、ううんやめて、天気の子なんて 予報通りではあるのよ。

 


 こーんな澄んだ水。でも泳ぐのはこの写真のマス類のほかにはほぼコイ、それもニシキゴイ。移入されたものばかりです。

 


 周辺は踏みならされた歩道と土産物屋。そして人、人、人。

 


 もし原生林をさまよってこの泉に至ったのなら感動もしたでしょう。でもここは、泉の水以外はすべて人工物。私には例えば皇居のお堀とか日比谷公園の池とかと意味するものが何ら変わりません。そこに行ったというログにはなりますが、それだけです。

 

       
 せっかく連れてきてくれたのにこの感想。この程度の奴なのよー。わかってるでしょー。

 


 しかしこの富士山の神々しさは嘘偽りも作為もありません。

 


 時間的なものもあるでしょうけど、お客さんの半分はアジア系をはじめとする外国人とお見受けしました。どんな感想をもってお国にお帰りになるでしょうか。

 


 雲が濃くなって、やがて山頂が隠れていきました。

 


 ちなみに忍野八海標高は筑波山よりも高い。すいません茨城県人には比較の対象がこんなもんしかなくて。こんな高い場所に人が住んでいるんだーなんてまた失礼なことを。


 昼食を済ませ、今日はあと一か所、富士五湖の一つ西湖に向かうとのこと。一番原生の雰囲気があるとかで、これも私への配慮だったかもしれません。文句を言ってはバチが当たります。話に聞くだけだった「青木ヶ原樹海」を車中から見られたのもよかった。

 


 西湖に着くと、雲に隠れていた富士が顔を出しました。また拝まれてしまった。だから私じゃないってば。

 


 雪をかぶった富士山。こんな近くで見たのは初めてです。ありがたやありがたや。来た甲斐はありました。

 


 悪い癖で、流れ込む沢に降りて石の種類を見てみたり。ほとんど安山岩でした。意外に火山の周りって石拾い向きじゃない。やっぱり私は茨城が好きです。いいんです高山や硫黄温泉がなくても。

 


 いつしか雲に隠れる富士。さあ帰りましょう。

 


 帰路の高速道路に乗った途端に大粒の雨が降ってきました。でも早めの夕食を取ろうとサービスエリアに停まるとぴたりと止んで、雨もようの日でありながら一度も濡れることはありませんでした。どうも神さまに祝福されたお出かけではあったようです。…… やっぱり春旅行、今年も考えてみようかな。

 

 


 帰宅したら夕焼け。明日は晴れです。

 

 

 

 

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