トンボの撮影に行った森で見かけたトウゴクシソバタツナミ。5月も終わりとて、積み残しのお花をまとめてご紹介します。
さんぽの道々でイカリソウ。コハコベやらタチイヌノフグリやらキュウリグサやらの雑草どもと肩をぶつからせながら元気に開花してます。2年前にカラタネオガタマの写真を撮らせていただいたお宅です。おばあさんがひとりで住んでいましたが、最近お姿を見かけず、雑草もこの通り繁茂しています。
ムシムシ大行進…… じゃなくてイチョウの雄花だよ。
南三の花壇のパンジー。これが人の顔に見えて怖いったら。
ヒルガオも
ドクダミも咲きました。
旧県庁のバラ。良い色味だったもんで。
駅前に、妙に心動かされる風景がありました。花じゃないけど。
笠間の北山公園。以前は思わず驚く深い風景もあったのですが、新しい県道にぶち抜かれて台無しに。代わって近くにある「天神ビオトープ」が最近のお気に入りです。
管理している NPO の方に今のお薦めは、とお聞きしたらこれを紹介されました。マルバノイチヤクソウ。まだ開花していませんが初めて存在を知りました。聞かなければただのイチヤクソウと思って軽んじていたことでしょう。人とのコミュニケーションの大切さを痛感します。
ヤマボウシも咲いて。
池のカキツバタは終わりかけていました。
日なたの草原の至る所にオカタツナミソウ。
筑波実験植物園にも参りました。毎年この時期は駐車場のカルミアがきれいです。私は花よりつぼみ推し。
もちろん主目的はクレマチス展。
ここではこのビロードのような品種にいつも目が奪われます。
これも好き。おしべが花弁化してます。アメリカのB級怪物映画に出てきそう。ビキニの美女を襲っちゃうやつ。パツキンムシャムシャと命名します。あ、正しい名前ちゃんとありますからね。
下向きに咲く大輪の四弁。ヨーロッパの原種クレマチスだって。へええ。
園内のコナラにテープが巻かれています。最近県内の公園でこういうのをよく見かけます。じつは遠からず枯れる運命を表わしています。原因はカシノナガキクイムシという害虫。幼虫がコナラの維管束を食害して、枯らしてしまうんです。
根元にびっしりと花柄ピンが刺されて。キクイムシの侵入孔を塞いでいるのでしょうけど、効果あるのかなあ。
もっと困ったこと。先年開かれた「絶滅危惧植物展」で、これは絶滅危惧ですからみんなで守っていきましょうねと展示されていたまさにその物が盗まれました。信じられない。窃盗を罪と思わない、罪を罪と思わない人間が同じ園内を歩いていることが信じられない。
野菜展示を見て少し落ち着きましょう。これ始めて見る。スイスチャードだって。サラダに入っていたら…… 私はちょっと引くかな。
知らない方は何じゃこりゃと思うでしょ。植物園自慢の一品ショクダイオオコンニャクです。栽培が難しく、開花させるのはもっと難しく、結実させるのは奇跡レベルと言います。何とここでは種子からの繁殖まで成功させたと。さすが国立博物館と言わせていただきます。
この世の自然物をすべて宝と信じ、それを守ることをなりわいとする人たちがいる。尊いことだと思います。
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