水戸の遊興街・大工町。居酒屋とかは駅南に中心が移ってしまいましたが、ソープ・キャバクラ・ホストクラブはまだまだ絶賛営業中です…… なんていきなりですいません。私が利用したことないだけで、これが世に必要とされるご商売なのはなんとなくわかっております。ただ
これがなあ。その手のお店が連なる小路から出てきたところにコンビニがあって、深夜から早朝にかけてキャバ嬢やホストの皆さんがたむろします。基本的にこの方々、コンビニで買った食べ物やタバコの吸い殻は足元に。さすがに店の前は店員さんがこまめに掃除しますが、離れた歩道や側溝の上はこの通り。私はこれを朝の散歩で見せられてしまうわけです。まあ私はともかく、この先の文教地区に5つほどある高校などの生徒さんたちが通る道です。こういう大人たちをどう見てるのだろう。たまに日が昇ってからでも、へべれけになったホストさんと客の女性がくんずほぐれつしてたりして。
若い人はちゃんと見ています。そしていつも言いますが今の日本、若い世代ほど真面目で賢い。それがかえって気の毒です。ある観光地に住まう中学生が、コロナで外出規制中だというのに遊びに来ている大人たちに憤慨して登校拒否になったなんて話を聞くと、身勝手で馬鹿な大人って本当に罪深いものだなあと。本当に若い人は見てるんですよ。私は海に遊びに来ていた品川ナンバーのアルファードとか春日部ナンバーのレクサスとかに呪いをかけて溜飲を下げてましたが笑、若い子に勧められないというか、これはこれで軽蔑されるよな。
先日さんぽの途上でびっくりしたもの。あるアパートの専用ゴミ捨て場に、某ドラッグストアの名入りカートが置いてありました。持ってきちゃったか。このアパート、造りの新しいワンルームで駐車場も完備、たぶんちょっとリッチな大学生や若い人が住んでます。この人ら、ゴミ捨てのルールをはなから守る気が無くて、いつも生ゴミからビールの空き缶、段ボールまで自由に捨ててあります。たいがいのものは見慣れてましたが、まさかカートとは。甘やかされたかああいう大人を見て育ったか、若い人でもこういうのはいるんですね、やっぱり。
なんて話と並べて申し訳ないけど、そんなお散歩とフィールド行のパートナー、日々の歩行のリズムを刻む我が心臓・ジャングルブーツ。
かかとが破れたあ。
これまたびっくり。過去三十年同じものを数十足を履き潰してきたけど、こんなトラブル初めてです。5月のアタマに下ろしたばかりでまだ3か月ほど。ここ2年半は5ヶ月履いて底がすり減った時点で履き替えるというパターンを繰り返してきました。かかとが抜けるってアンタ、靴としての品質疑うわよ。どうなの中田商店さん。
とはいえ他にアテも無し、中田商店に2足発注して、抜けた方は接着剤で補修しましたが翌日履いたらすぐ剥がれました。はああ。
ふと空を見上げたら青い空と白い雲が、まだ遠い台風の影響か強めの東風の中に、描いた絵のように空を満たしています。写真でも撮ろうかな。空が広いところに行ってみようかな。おおそうだ、昨年できたばかりの水戸市民会館に屋上庭園ってあったよな。水戸の街なかから見上げる空、どんなかな。
で、念のため調べてまたびっくり。屋上庭園、この8月の開放は二日間のみ、しかも今日がその一日ではありませんか。ラッキーと言えばラッキーですが、どういう理由か開放は昼の2時間だけ。…… この屋上庭園だけで何億円かけたか知りませんが、月に数時間しか市民に開放しないということですか。うわあボクって本当にラッキー、ついでに役人がどういう発想で運営してるかに触れてしまってもっとラッキー。いよいよ行かねばなるまいて。
いつもは徒歩で来ている場所に車で乗り付けるって、なんだか誰かの車で家まで送ってもらったみたいで妙にむず痒いです。さほど暑い日でもありませんが地下駐車場に停めて市民会館4階へ。
さっそく窓からおおおお。いい空だ。
筑波山方面。筑波山は見えないけど千波公園の緑がきれいです。さて庭園に出てみましょう。
西空…… わああ。
北側に芸術館。
広角レンズ買っておいてよかった。
芸術館の建て物。こうして見るといっぱしの近代都市みたい。
東は仲町通りの先におなじみ県立図書館。
南側には4階フロアの建屋があって残念ながら眺望はありません。さっきの窓から覗くしかない。
ちょっとだけ植栽もあります。
うんまあ、来るだけのことはありました。
いつもはお散歩用のワイルドな服装で来てるので遠慮してましたが、今日は気になっていたカフェに入ってみます。
いつも妙齢の女性が行列をしているので甘味が評判なのでしょう。開店間際、敷居が高いなあと店の前で逡巡してたらお店の方が出て来られたので、男一人ですがいいですかと聞いたら笑われました。おひとり様ごあんなーいとか言われたのが恥ずかしかった。
わああ何だこりゃ。もっと今風の店内を想像していたら、思いっ切り昭和のテイストでした。飾られたレコードジャケットがもろに私の世代です。
まだまともだった頃の長渕剛とか、アリス伝説のライブLPとか、ううう脳が震える。
落ち着いた店内で、カレーセット美味しゅうございました。
なんかこのまま帰るのもったいなくて
もう一度屋上に上ってしまいました。
愛と青空、なんて名乗るブログですから。
この写真、私がこれまで撮った中でのベスト・オブ・水戸芸術館。ふふ。
帰宅したらブーツが届いていました。翌日配達とはさすが中田商店。ブーツ2足と、今回の「粗品」は…… 何とマイバッグ。革ジャンと軍装の店・中田商店のマイバッグぅ!?
退職以来、元の世界からのお誘いはすべてお断りして、広い世界にぽつんとひとり輪廻の輪から外れた立ち位置を気取っております。ひたすら考えながら街を野を歩く日々。日々歩くほどに、回転木馬の風景のように次々と新しいものが現れます。良きものも悪しきものも、正も邪も、聖も俗もすべて併せ呑んで、私の日々は続きます。
「粗品」シールにおおよろこび。
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