ホントに悪い奴らだな、財務省。
いやごめんなさい、ザイムの悪口言うのがトレンドらしいので便乗しようかと、ふふ。
世事に疎い私はなるべくこの手のネタには触れないようにしておりますが、それでも官僚と呼ばれる連中の悪口は書いて参りました、てへ ♥ まあ搾取される民としての怒りを禁じ得なかったあたりで、このところネットを中心に財務省の悪行が晒されるようになってなかなかに溜飲を下げております。堤 未果、藻谷浩介、森永卓郎といった権力を恐れない気骨のある方々の本でそれなりに正体を知っておりましたので、例えばマイナカードは最後まで持たない所存です。あれ、裏で手を引いているのは財務省です。陰謀論ではなく。
東大法学部(経済学部にあらず)出身の人間が経済官僚を名乗り、総理大臣以下の政治家や各政党、そして他の省庁も牛耳っていると申します。増税に成功した財務官僚は出世して事務次官にまで登れる人事考課があるという。これは複数の財務省経験者が活字にしてるので事実だと思います。事務次官まで経験すれば、その後の天下りや蓄財は思うがままでしょう。そのためにはとにかく増税! 国民の生活より自分の利益! 本当にクズです。 何と浅ましく醜い生き物でありましょうか。
その点、ナチュラリストは平和です。対極にあると言っていい。
NHK「 100 分de名著」の10 月はヒュー・ロフティングの「ドリトル先生航海記」でした。私の子供時分の愛読書です。講師は私が当世最高の科学エッセイストと信じる福岡ハカセこと福岡伸一さん。これは心して視聴せねばと、まず一度「航海記」を読み直してから正座して録画をまとめて見ました。ああ、ドリトル先生っていいなあ。福岡ハカセも「航海記」を愛読した少年で、「ナチュラリスト」をキーワードにその冒険を語ります。福岡ハカセも、私も、同じ思いを抱いています。自分はドリトル先生のようなナチュラリストに、一歩でも近づけているのだろうか。
ドリトル先生のようなと言うと、イコール「博物学者」とはなりません。まず、ひたすら標本を集め並べる「蒐集家」は当てはまらない。西洋科学の手法にのっとった機械論や分解的アプローチ、要素還元主義もドリトル先生にはありません。強いて言うなら東洋的、統合的な自然理解です。福岡ハカセはこう定義します。「自然界のあらゆる生命に耳を傾けて、ありのままに自然の多様性を寿ことほぐ人。生物学者の理想形」。…… もう少し言葉を接がせてください。真のナチュラリストは
生きとし生けるものの、その生きざまを知っている。
自然はコントロールできないことを知っている。
自然に対する畏敬の念と変事に対応できるしなやかさを持っている。
何に遭っても慌てない、悔やまない。そんな得体の知れない強さ、懐の深さがある。
出世とか蓄財とかの世俗的な努力目標はないが、与えられた責任には誠実に対処する。
この世に欲しいものはない。
…… それがドリトル先生です。私はそんな人になりたいんです。
さあそこで皆さん、このナチュラリスト道にまい進する私をお手本に、平和で安定した持続可能な日本を作りませんか。簡単なことです。日々の生活に必要な最小限の消費しかしないだけです。するとラーメン屋、ゴルフ場、スポーツジム、高級ブランド店、キャバクラ、スポーツイベント、コンサート運営など多くの商売が成り立たなくなり、日本のGDPは瞬く間に現在の半分以下に落ち込むでしょう。…… あれ?
ダメじゃんナチュラリスト。こんなんじゃ国がツブれるわ。
つまりは多様な人々がそれぞれの嗜好を追いおカネを使うのがまっとうな国ということですね、てへへ。
ただ一つ、上は財務官僚から下はそこらの小学生にまで、ぜひ聞いていただきたい言葉があります。ドリトル先生がこの航海記の語り手、トミー・スタビンズ少年に語った言葉です。
いや、実際、人生に荷物など必要ないんだよ、スタビンズくん。
↓ ランキングにご協力ください。