ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

オニシバリと水仙と

 

 先日ミツマタを見て、ジンチョウゲ科独特の十字花を見たら他の同類もチェックしたくなりました。この科は全世界にうすーくひろーく分布していて、茨城の野生種ではアレしかないなあ。アレと言えば一か所しか自生地を知らないなあ。

 


 国営ひたち海浜公園。入場料 450 円はかたじけないほどリーズナブル、でも駐車場代 600 円は納得いかん。とりあえず毎回言っとくぞ。

 


 「翼のゲート」から入って、人目を避けて森の道を行きます。なぜって先祖がゴ… 黒いヤツだからです、ふふ。…… シュンランが咲いてました。

 


 ありました。これがジンチョウゲ科のオニシバリ、私の知る唯一の産地がここ「沢田遊水地」の入り口です。

 


 ね? 花がジンチョウゲでしょ。残念ながら香りはかすかです。物騒な和名は茎が丈夫で「鬼でも縛れる」から。この科は茎の繊維が強く、ミツマタやガンピは製紙原料に使われます。

 


 まあ見るもんは見た。

 

 3月としては記録的に暑い日でした。本当は昨秋のように南口の森も見たかったのですが少々疲れました。三脚やらの機材も重い。服装汚い。しかも若くない。行きは他のお客さんに遠慮して森を往きましたが帰りは最短距離でゲートを目指します。ああ太陽が眩しくてチリになりそうだ。

 


 「みはらしの丘」のふもとを巡る道。ネモフィラは4月 11 日あたりから見ごろになるそうです。今のところは雑草のホトケノザの紫が目立ったりして。園芸会社の皆さんが調整しておられました。まあ先を急ぎましょう。

 


 すると前方に視界を両断するまばゆい光が。

 


 わああ、スイセンだあ。そうかこれもこの季節のウリでした。一度畳んだ三脚をまた据えてしまった。早咲きのラッパ水仙のひと群れです。

 


 逆光に映える生命の色。

 


 春休みとて若いグループやカップルやお子様連れがお客さんの大半です。お邪魔にならぬようにシャッターを押します。ええ先祖が… ですからコソコソするのは得意なんです、うふふふ。

 


 ちょうど午後の陽がいいあんばいに射しこんで光と陰を演出します。

 


 今は早咲き種の満開でした。まだつぼみや芽生えの園地もあって、しばらくは楽しめるようです。

 


 ひたち海浜公園。これからの季節、花が途切れることはありません。ただし他のお客さんは幸せそうな人ばかりなので、そういうのがメンタルにキそうな方はご遠慮ください。うふふのふ。

 

 

 

↓ 昨秋最後に季節の色を楽しんだのも海浜公園でした。

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