
ガラケー使いのジノ。でございます。先日来そのガラケーが1日でバッテリー切れするようになりまして、ああ電池交換の時期だな、と。前回同じ用件のときはいつものドコモショップに出向いたらその場で換えてくれました。何となく今回もそんなお手軽な気持ちでした。

コロナ以来、ドコモショップへの来店が予約制になったのは知ってます。解除後もそのシステムは変わらず、ドコモめ楽なやり方残しやがって…… なんていかんいかん。気を付けねばならないのは、予約システムを押し付けたのはドコモですが、ドコモショップは直接資本関係のない民間会社の経営で、店員さんもみな契約社員の若い人たちなんです。現場の人に解決不能なクレームを言ってはなりません。私は発足当時のドコモ直営の窓口の態度の悪さをよく覚えております。接客なんてデリケートな仕事がドコモ正社員にできるわけないなんて…… あああいかんいかん。
で、その予約システム。コロナ当時よりは少しユルくなっているようです。ショップのHPを覗くと、まず 24 時間対応の自動音声システムの番号がある。ダラダラとくどい説明のあと目的の番号をプッシュ、すると次のレベルの説明と番号、そしてまた次の。遅々として進まず、その間も時間と通話料が積み重なっていき…… あああ嫌だ。もちろんネット予約のシステムもありますが、見ると予約の空きは1週間後です。もっと早い対応はないものかと探すとショップそのものの電話番号もあって来店歓迎とのこと。電話してみると1回、2回…… 20 回コールでも誰も出ません。もう1回繰り返しても同じこと。
よろしい。こうなったら直接出向いてその場で予約をもらいましょう。ヒマなんですごめんなさい。

入店するとすぐ若い男性がご用件は、と聞いてくれます。まともそうな人。こういう時に相手の人品を探るような目で見てしまうのが私の悪い癖です。予約はありません、1週間後より早く対応していただけるかと思い参りました。そう告げると用向きを聞いてくれたので、ガラケーの電池交換とその型番を簡潔に伝えます。男性は端末を叩き、その製品はまだサポート期間内です、バッテリーは取り寄せになります、と。おおそれでは発注を…… と言うとここからがドコモの面目躍如です。この窓口では発注も予約もできないと言う。いやそれでも取り寄せておくくらいは…… できないと言う。わかりました。改めてネットで1週間後の予約を取ります。

さてしかし、そんなやりとりを書きたかったのではありません。大会社の高学歴社員が現場を見ずに思いついたシステムと、それに振り回される現場の若い人。ありきたりです。それよりも面白かったのは、私がこの若い男性とやりとりしている後ろにいつの間にか行列が出来ていたことです。みな予約なしで来店した老人。すぐ後ろにいた女性、目に険のあるいかにもな品性の人ですが、私と男性の対話が途切れた瞬間を狙って割り込んで来ました。ウチの Wi-Fi が通じなくなったんだけどなんとかしてくれ、と。
店員の男性は真面目に冷静に利用状況やら設置状況やらを聞き出し、その現場でなければ設定できない旨を告げます。そもそもそれはドコモの領分ではありませんが、店員さんは親切心から丁寧に説明します。
ところが老婦人はまるでここまでの説明を聞いてなかったかのように再び最初の要求を始めます。店員さんも同じ答えを繰り返します。漫才かこれは。
何周目かに入ったところで婦人は ああっもう連れてくるからっ と叫んで出ていきます。へ? 何を? と窓から外を見ると駐車場の車の運転席に、私が農業キャップと呼ぶところの作業帽をかぶったこれまたいかにもなジジイがイラつきながら待ってます。理解しました。ワイファイがどうのと言っているのはこのジジイで、ドコモにタダで何とかさせようと思いついて、でも自分が人に説明するのは面倒なので奥さんに行かせたと、そういうことです。
団塊の世代にはよくあるタイプです。またこれは電気屋でなければNTTの領分の話ですが、顧客軽視コスト第一のかの大会社はとっくに窓口を廃止していて、対面で話を聞いてもらうとなるとドコモショップしか思い浮かばなかったのでしょう。あああ。

頭が良くて身分地位があって、いろいろなシステムを立ち上げる立場の皆さんに申し上げます。私も含めて、この日本にはまだまだこういうレベルの人間がいることをご配慮ください。人の話を聞かず、自分で考えようとせず、ただ不満だけをぶちまけようとする老人という階層があることを。

エラそうなことは言えません。私とて自動音声やネット予約を面倒くさがったのですから。後ろに並んだ人たちも同様でしょう。大変なのは、こういう手合いを一日何百人も相手にしなければならないドコモショップの店員さんたちです。笑顔で、ていねいに、次々と現れるワガママ老人に対処しているんです。電話に出ているヒマなんかあるはずがありません。若い人が苦労する事例をまたひとつ知ってしまった。

私は結局、帰宅してからネットで1週間後の予約を取りました。予約でも型番は伝えておいたのですが、当日に出向いてみるとやはりバッテリーの取り寄せはしておらず、のちに郵送とのこと。そのくせ本人確認のしつこいことったら。まあ文句は申しません、今はそういうシステム。店内には他の客もいて、横柄な口調でモノ申すジジイが店員さんを困らせています。若い店員さんに頑張れと心でエール。

博物館の受付で、銀行の窓口で、ホームセンターの売り場で、喫茶店の店内で、身勝手にわめく老人を諫めるなんて余計なことをしてしまいます。私自身が社会に出たときに団塊の世代に迷惑を受けた意趣返しという一面もありますが、まああまり誉められたことではありませんね。私も思いあがっているんでしょうけど、ただ若い人が安心して働ける環境を作ってやることが年長者の務めだとは思っているのです。

バッテリー、なんかえらくザツな包装で送られてきた。
↓ そういえば、店でスマホを勧めてくるかと思ったら何も言われなかったなあ。
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