紅葉のピークはほんの一瞬、彗星過ぐるがごときタイミング。
光、空、水、…… つまりはその地の、気の流れだと思うのです。

週2で続く「駅までさんぽ」。駅ビルに写るおなじみの異界が、今日は少し変わって見えました。空気感が違うというか、「色抜け」がいい。呼ばれてる気がします。

駅南口から。大通りのモミジバフウがいい色です。

桜川沿いの桜。桜の紅葉は9月に始まってまばらに散るというイメージでしたが、ここのは葉が残っていずれも鮮やかです。そういう品種のクローンなのでしょうか。それともこれもタイミング。

街も木も川の流れもすべて人工の風景なのに、天然自然の気とはこれいかに。

いったん道を戻り図書館前へ行ってみます。

やはり今日は「色」が、「抜け」が違います。この感覚、どう伝えたらいいものか。



イチョウのグラデーション。古い植物ですが個性豊かなのが面白い。新葉の展開も、黄葉も、落葉も一本ずつタイミングが違います。最近はギンナンを嫌ってオスの木のクローンをまとめて植えることが多いと聞きますが、イチョウはむしろ個性を愛でたいものです。

サザンカが咲き始めています。



警察署横の大イチョウ。立ち姿も「 乳 」構造も見事ですが、その黄葉は沸き立つ太陽のプロミネンスの如くに。凄まじいばかりの光の奔流に、通りがかる人が次々とスマホを向けていました。


紅葉を撮るときいつも悩みます。露出オーバーで輝きを強調するか、アンダーで綾なす錦の色に訴えるか。この2枚は同じ場所から撮ったものですが、表現がずいぶんと違います。皆さんはどちらがお好みでしょうか。
さて、今回はスタバにも図書館にも寄る気になりません。時は秋冷 1 1 月、歩くには絶好の季節です。駅南に戻り、そのまま紅葉を辿ってみよう。そういえば今年は父の入院やら何やらで、山に行って紅葉を楽しむ機会がありませんでした。

駅南大通りの街路樹はモミジバフウ。以前市内山中の野球場にある並木をご紹介しました。豪奢な色付きと一本の中で展開するグラデーションが見事な木です。

とはいえここまで完璧な上から下への変化は珍しい。惜しむらくはこの木、色を引き立てるであろう日が当たってませんでした。数時間待てば太陽が回りこんで来ますが、そこまでヒマじゃないのよー。

そのままずんずん進んで文化センター前。手前の桜に始まってケヤキ、イチョウ、ヒマラヤスギやクスノキの緑、遠くに突き立つメタセコイア。



「濃い」写真も許して。


植えられて数十年、すっかりチョケたクスノキ。南国の木に水戸の気候は厳しすぎるのです。


プラタナスがこんなにいい色になるとは。

こちらではプラタナスとシラカシが張り合うというか、食い合っていました。
ぽわんといい匂い。きょろきょろ見回しても周囲はシラカシやらヤマモモやらの春咲く常緑樹ばかり。奧に低い植え込みがあって

ナワシログミが芳香を放ってました。ここにあることを知らなかった。初夏の実が楽しみです。

夏の忘れ物。

千波湖の南岸を歩いて西端から偕楽園経由で台地の上に戻るつもりでしたが…… おい、なんか遠いぞ。あそこまで歩くのか。後悔の芽がチクチクとボクの勇気を責め始めました。自宅と駅を最短で往復すれば8キロ。今日は十数キロになるんでしょう。いいんです。「歩く」チカラだけは衰えさせたくありません。

低い陽を遠くから返してくる芸術館タワー。







道すじは見ものがいっぱいでした。色抜けがいいという感覚、伝わればいいな、なんて。

千波湖畔はヤドリギの多いところ。エノキがちゅうちゅう吸われてました。

ああ昔あのボートで悪さしたっけなあ。

偕楽園を抜けてココリコ食堂で昼食。ここはいつぞや記事にしましたっけね、久しぶりです。あの時は退職前、自由になったらこういうことしたいというプレさんぽでした。もう4年経ったのか。

食堂の向かい、歴史館のイチョウも盛りでしたが、夜間ライトアップでも写真を撮ったので、それも含めて別記事にしたいと思います。しばしお待ちくださいね。
↓ 県北に紅葉を見に行くこともありました。
↓ ココリコ食堂。プレさんぽ四部作の最後。前の3作もよろしければ。
↓ ランキングサイトです。

