
王国ことわが庭。この秋はじっくり鑑賞する余裕がありませんでした。ミツバアケビのこの開き具合、「ひつじのショーン」が人を小馬鹿にして笑っている口元に見えてなんかイヤ。

タイヤに何か付いているの、見えますか。

コカマキリの卵のう。おお、なぜここで産気づいた。このままグルグル回したらどんなカマキリが出るのかな、なんてしょーも無いことを考えましたが、触れたらポロリと簡単に外れてしまったのでそのままスイカズラの茂みに隠しました。

家人が大根を虫から守るために被せたネット。弾かれた雨粒がキレイ。

さてこれは何を写したのでしょう。手前の黄変した葉はグラジオラス。夏の間それに隠れてすくすくと葉を広げ光合成に励んでいた奧の緑の単子葉はススキ、いやたぶんオギです。なぜこの街中にあるかというと、昨年のお月見のさいに私が採ってきて、余った穂をこのあたりに捨ててしまったのが発芽していたのです。ちょっとこの類の生命力をナメてました。ダテに日本の草原の優占種なのではありません。片手で引き抜こうとしましたがびくともしません。

もう地下茎がこんなに。これで周囲を埋め尽くしていきます。長い目ではセイタカアワダチソウも駆逐されるという。庭に入れてはならない植物その8くらいかな。


千日紅。ほったらかしのまま咲き誇っています。千日はウソです。


百日草。百日は本当かも知れない。見た目にはスガれていますが、個々の小花はまだ元気に花粉を出してます。

夏の頃から元気なマリーゴールドとオンブバッタ。1 0 月の末でもまだ意気軒高、生命の継承に余念がありません。どちらもすっかり我が王国に定着して、勝手に世代交代しています。

1 1 月に入り、それでも返り咲きするクレマチス。


ハマナスが最後の花を開き、そして散る。

赤い実シリーズ、ビナンカズラ。今年は剪定した影響で、まん丸い果実にはなりませんでした。

マンリョウ。また鳥めに食われちゃうのかなあ。

庭の2カ所でずっと生き続けている小菊があります。元は同じ、黄色の香り高い花をたくさん鈴なりにつける一株でした。増えたのは結構なんですが



なんかおかしい。元の花とは似ても似つかぬ3種類の花を咲かせる株に分かれてしまいました。どうやらこれが「先祖返り」という現象で、交配に使われた複数の原種の特徴が現れてしまったようです。園芸種にはよくあることで、原因は水不足や高温などのストレスなのだと。もう元には戻りません。ううむどうしよう、3種いずれも私の好きな菊の香りがありません。


替わって晩秋の王国で香り高いのがツワブキ。


香りも、燃えさかるような金色の光も大好きです。


つい接写までしてしまいます。すると見えてくる、花粉を振りまく雄性期から噴水のような柱頭を開く雌性期への生命のコンビネーション。命ってよく出来てるなあ。

コムラサキシキブと重なっている個体がありました。植物どうしが隣り合うとなると、地上では光の奪い合い、地下では毒物質を出し合って邪魔し合いとえげつなく戦っていて決して「仲良く」はないのですが、ここは無理やり笑顔のツーショット。ほらほらもっと笑って。
父も母も体調悪く、特に父はいつどうなるかわからない。もはやそれも季節の巡りの一部に思えてしまう私は、どこか麻痺しているのかも知れません。
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