ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

瑪瑙の沢を行く

 

 東京でソメイヨシノが開花しました。さあ大変だ、のんびりしてると花暦に置いてかれるぞ。春の花々の性急な移ろいを追い始めればメノウ拾いどころではなくなります。雨も降ったし、大急ぎで久慈川周辺を歩いてきました。

 


 とはいえ久慈川本流はまだ本格的に石が動いたわけでなし、連休もあることだし他の信徒の皆さまにお預けして

 


 まだ入ったことのない沢を詰めてみることにしました。最近の雨で落ち葉が洗い流され、水が澄みました。おおもう何かあるぞ。

 


 たちまちわが手に落ちるいくつかの玉髄。ただ、もうむやみに持ち帰ることはいたしません。このままにしておけば下流に流されて、欲するどなたかの目に留まることでしょう。むしろこういうのは、さらに上流の露頭(鉱脈の露出)への道しるべと考えます。

 


 で、こんな谷底にたどり着きました。

 


 カニの手。ん?モクズガニじゃないぞ。こんなデカいサワガニがいるんだろうか。なんとなく怪しい場所だなあ。…… とにかく今日は、大きさとか色とか晶洞とか仏頭とか、私の魂ゴーストに訴えてくるようなのだけ頂いていこうと考えてます。

 


 水底に大きな玉髄。そうそうこんな …… と拾い上げようとしてぐううっと歯を食いしばってしまいました。動かない。なんとこれ水底から「生えて」ました。玉髄の岩脈の一部だったんです。ここで作られたままの姿、つまりここが露頭です。わあ、本当にたどり着いてしまった。この玉髄はさておき、周囲を見回すと

 


 すごいのを見つけてしまった。何がすごいって、とにかく重い。5,6キロはありそうな岩塊の一部に見事な仏頭状構造があります。

 


 ぐうう、急斜面を登らねば車まで戻れないというのにこの重量。しかし幸先いい発見。これは試されているぞ。さあどうするどうする。…… 持ち帰るしかあるまいなあ。

 


 で、持ち帰ってしまったのです。ボス缶と比べてください、その巨体。

 


 何面かに仏頭状構造があって、そのいずれもが実にナラティブ、エモーショナル。トンネルまであるんです。さらに層状のメノウ脈が縦横に走ってます。

 


 しかも蛍光までしちゃうんだあ。ううむ困った。何が困るかというとやはりその巨体です。扱うにしても置くにしても持て余します。

 


 ねえ、右のほう、タテにクラック(ひび)があると思いません? ここにタガネを当ててクラックハンマーを一閃すればうまいこと割れると思いません? ねえいけるよね? よね? ね? …… 絶対に予期しないとこが割れて ぎゃああああ とか叫ぶパターンですよね。読者の皆さまおおよろこび、みたいな。ううう、もう少し熟考してみます。

 


 このあと次々と大きな玉髄の固まりをゲットしました。お客様感謝デーかここは。私の「 ひみつのメノウ地図 」にまた一つ☆印が増えました。うふふ。


 これも含めて、3月は精力的に歩き回りました。

 


 古い文献にあったメノウ鉱山跡とか

 


 新たな沢とか。あと海岸にも何回か出て

 


 ここ2週間の収穫物。ああやり過ぎた。ご心配なく、大部分は聖地へのお供物になります。

 


 撮影も進行中。お花記事の合間に公開しますね。

 

 

      
 以前の悲報を上塗りさせていただきます。聖地河原立ち入り禁止の件、今年3月末までの予定が、丸1年延長になりました。抗議は現場のガードマンさんではなく国土交通省までどうぞ。こうなったら久慈川メノウ教の聖地の一時移動、決定しちゃいましょう。8キロ上流の山方宿神奉地の河原へ。お約束はできませんが、現時点では4月 26 日(日)に最初の置きメノウをしようと思ってます。詳細はいずれ。

 

 

 

↓ 聖地封印第一報。

↓ この年の3月はまだ久慈川本流で拾えました。