ここから時計を巻き戻していくつかの記事を書きます。失われた時間を取り戻します。今回は4月のおさんぽです。

定点観測点、北口駅前広場。モノリスどーん。

視界を圧する黒マンションに何億円も税金をつぎ込み、右のからくり時計修理には1円も出さぬという。

角櫓すみやぐらはよく見えるようになりました。

映えビル。

少年ふたり、どこから来た。どこへ行く。

4月初め、陽射しが日に日に暖かくなるのを実感します。

その陽射しに開花を促されたソメイヨシノ。お堀の桜は私のおさんぽ経路ではいちばんきれいです。

弘道館公園の桜もまた好し。…… スーツ姿のお二人が出勤していくけど、この先にあるのは税務署と法務局だよな …… そういう方々か。

この椿、毎年撮っています。感動は毎年新鮮です。

ここ図書館前/旧県庁も定点観測点です。4月は樹種ごとの新緑を楽しみます。ちなみに手前からスダジイ、エノキ、ケヤキです。

図書館前のアキニレ。毎年虫に食われまくってしまう苦役よ。

アセビ。水戸市内では野生のものを見かけませんが、これはどうなんだろう。ここ水戸城周辺は、ケンポナシとかもう市内では見かけなくなったいにしえのものが生き残っています。

もう一度お堀のソメイヨシノ。

お堀は好きな場所です。空堀で、人の侵入がないのでヤブカンゾウはじめいろいろな野の花が咲き乱れる聖地です。

で、これ何かわかりますか。

フキです。フキノトウのなれの果て。キク科なのでタンポポのような綿毛で種子を飛ばします。この地の平和を象徴するような風景だと私は思います。

家への帰路はどこ通ろう。その日の天候と気分次第です。街なかを行けば、おおこれは塩谷直美先生の作品ではないか。この銀行のショーウインドゥは地元の芸術家を支援する展示場です。同じ銀行が運営する常陽史料館で、塩谷先生の個展が開催中でした。

その常陽史料館に向かう道に、私が知る限り水戸で唯一のヒメウズ。キンポウゲ科の雑草です。寒いのが苦手です。

見事な吊り鉢。以前これを丹精するこの屋のご主人とお話しさせていただきました。お元気のようです。

街というものはその街区ごとに住む人の年代が限られるもので、時期が来ると住民揃って高齢化して荒れたり無人化したり。団地などでよく問題になりますが、水戸の市街地も同様です。この場所では向こう三軒人が消え、狭い庭に一面クサイチゴの花が咲いてました。

ちっちゃいおうちは好きです。でもこれは …… う、う~む。ごめんなさい勝手に撮って勝手な物言いで。

こういう建てもの、大好きです。頭の中で勝手に物語が組み上がります。あああたまらん、住んでみたいなあ。

車が通れぬ道、というのもナラティブ。誰が通るか、何が来るのか。

母校の中学校。何一ついい思い出がありません。昭和は私には合わぬ時代でした。鍛えられたけど。

霧の朝を経て

月末、駅南交番前の花壇に変わり咲きのチューリップを見ました。おお花の季節であったか。そういえばさんぽの帰路に北側台地下の道をしばらく通っていません。時節の花は咲いてるかな。

花じゃないけどベニカナメ。もちろん「花」の役どころで植えられました。

小澤の滝のかたわらにカルガモ。

一面のクサノオウ。少し露出オーバーに撮ってみたけど、春の喜びを表現するのは難しいなあ。

シャガ。これも少し明るめに撮りました。

園芸種でオルラヤといいます。最近花壇でよく見かけます。

首なし地蔵さま。

オニグルミが咲いてます。上の赤いのが雌花、下に垂れるのが雄花。

雌花拡大。これのどこがあのクルミになるんだろう。ここらではカラスのごはんで、昨年は道路に置いて車に踏ませて割る様子も観察しました。那珂川の河原にいっぱい生えてましたが、大規模な河川改修工事が始まってみな伐られてしまいました。秋から冬にかけてこれをアテにしてたカラスたち、さぞや困ることでしょう。カラスの心配してるどころじゃないのですが。

お花で満たされた瀟洒なお宅の花壇に、これは白花のタツナミソウ。見事です。

昨年も見ました、葉を丸めて必死で水戸の冬に耐えていたヒメフウロ、春をことほいでいます。

春を喜ぶ心は、草木も人も等しい。

最後に、これも昨年ご紹介した名付けて「枯淡の桜」。風雪に耐えた結果、絶妙の風雅を獲得したソメイヨシノです。少し先の記事で再登場します。ご記憶ください。
↓ 3月。