ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

皐月うろうろ

 

 まあいろいろあって、5月は「駅までさんぽ」、4回しか出られませんでした。かるーくまとめて先に進みましょう。

 


 水戸のタージ・マハル と言われてます。すいませんウソです。

 


 水面に映るのは虚像、地上のどこからもその光景は見えません。

 


 月初め、ナガミヒナゲシが盛りでした。ここ十年で急に増えた外来の者です。

 


 ヒメフウロは卯月の回でも触れました。伊吹山とかに自生のものもありますがこれは逞しい外来種です。

 


 ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)。貴重な水戸の残存個体群。今年も開花しました。この地はいつまで原野であることを許されるのだろうか。ある日突然、業者かエラいさんか誰かの思い付きで消滅する運命です。

 


 さてここは享楽の都・大工町から千波湖・偕楽園方面に降りる道。かつての旧6号国道です。このすぐ右側は土の崖が切れ落ちて、「西の谷」という千波湖から大工町のすぐ裏まで伸びる谷地になります。たぶん昭和の高度成長期だと思うのですが、この斜面に次々と瀟洒な家が建ちました。

 


 谷を見遥かすバルコニー。

 


 道を挟んだ敷地を橋で結ぶ。

 


 古風な二世帯住宅。この地に夢をはせたこの一群の方々はどうやら揃ってご退場したようで、みな空き家になってます。

 


 その家々のあいだを下る坂があって、降りた西の谷の入り口は市営無料駐車場でした。へええ知らなかった、こんなところに。静かな空間で、営業の人たちがライトバンを停めて休んでおられます。

 


 谷を大工町方向に遡る道があります。あれ、何か公園ふうになっているぞ。

 


 湿原があった! 天然林に囲まれている! え? え? ここはあの大工町のすぐ下だぞ。こんな自然があっていいのだろうか。

 


 カキツバタだ! 絶滅危惧種だ! 水戸市街のど真ん中に群落があるとは。この異次元空間はいったい何なんでしょう。私以外には誰もいません。はて結界でも越えてしまったか。

 


 落ち葉に埋もれた階段。およそ管理の手が入っているとは思えません。

 


 ベンチもこのありさま。

 


 さらに階段を登ると、あの元の通りに出ました。

 


 ここも千波公園の一部だったんだ。本当に知りませんでした。市はこの千波公園を米NY・セントラルパークに次いで世界第2位の広さだと喧伝していますが、こんなところまで面積に含めているんでしょうね。私としては市内で一番確実なカキツバタの自生地を知り得たのが大戦果です。ちなみにこの西の谷、さきほどの廃屋群を含めて見どころが多く

 

   
 谷のドン突き、大工町のいちばん裏、崖ぎわに聳えるこの建物。いいでしょう、この廃墟感がたまりませんねえ。個人的にはこれをサカナにお酒が呑めちゃいます。実はこれ、以前にご紹介した廃業ソープのビルなんです。いつも言うヒトの営為の虚しさと自然の美しさ、両方が楽しめてしまう大工町はステキです。ソープもホストもキャバクラも、私の人生には一切関わりません。

 


 何か出て来るぞ。

 


 びっくりした。あまりにびっくりしたので、失礼ながら勝手にスナップ1枚。平日の昼間にガチャポン屋さんに行列が出来ていました。「ちいかわ」のガチャだって。いろいろ言いたいことがありますが我慢しましょう。同じ駅ビルでミスドにも行列があって、「もっちゅりん」なるものがお目当ての方々だそうです。あああ。

 


 駅前マンション完成間近です。もう悪口は言いません。ずっと気になっていたのはこの外壁に取り付けられた工事用リフト。

 


 職人さんたちが乗り込んでシャーッと上っていきます。ちょっとうらやましい。

 


 駅前花壇のキンギョソウ。盛りを過ぎてスガれた(衰え始めた)のがむしろいい味わいです。

 


 お堀の土手のヤセウツボが枯れてます。いい。

 


 アカツメクサ

 


 カルミア

 


 スダジイも地味な花を香らせます。

 


 若葉を伸ばすタブノキ

 


 その赤い若葉の上に何かいます。

 


 アオスジアゲハの小さな幼虫。ああ可愛いなあ。

 


 無人になったお宅の庭先で、昨秋に実をたわわに付けていたサンザシの木が花を咲かせていました。ヒトがいなくても季節は巡っていきます。

 

 


↓ 呼ばれてゼンテイカ、カザグルマ。

↓ 廃墟好き。