【払暁】ふつぎょう もう少しで夜が明けきろうとする頃
磐梯旅行2日目。5時に起きて,昨夕に通りがかった磐梯山のビューポイントに行きました。フロントガラスが氷結していて,溶けるのを待つ時間のもどかしいったら。
鏡のような湖面に映る霊峰の姿を期待したのですが,ワカサギ釣りの舟が行き交って湖面が落ち着きません。それは諦めました。
檜原湖の湖畔まで下りて極寒の中30分,明けゆく払暁の空と磐梯山を撮り続けました。
刻々と変化する光と過ぎ行く時間を私と共有していただきました。今回はこれだけ。
フランスの画家モネは時間とともに移りゆく光と影を追い続けた人でした。代表作「睡蓮」は何十枚もあることをご存じでしたか。画家は十年以上をかけて日を変え刻限を変えて同じモチーフに挑み続けました。そんな大画家に対して不遜の極みとは思いますが,私にはその気持ちがわかるような気がします。