四季を追う
アミガサタケ。キノコです。と言っても通常のキノコ型のものとは少し分類の違う子嚢菌類のキノコです。まあキノコはキノコなんだけど。
鍋足山の雪割草ことスハマソウの写真を撮りたい。できれば他の方が知らない新産地で。 そんな浅はかな考えで赴いた鍋足山でしたが、登り始めてすぐに出会ったご婦人に、雪割草の花期は終わっている、イワウチワはまだ咲いていないとの情報をいただきました。…
水戸の今年の三月は、最高気温が20℃を越えたかと思うと雪が積もったり、まあ振り回されました。特に後半は寒かったなあ。
ひょんなことから,水戸の隣・那珂市の「宮の池公園」なる緑地に朝,立っていました。新しいような古いような,不思議な香りのする公園でした。
冬が来ました。 お散歩のワンシーン。水戸の台地の斜面には湧き水がたくさんあります。その水たまりにナンテンが写り込んであらきれい。 枯れたケヤキがヤブツバキの花を従えて,朽ちてなお一枚の絵です。
カエンタケの当たり年だと。都会の公園にまで出現しているのだと。 その凶悪さの解説は現物を前に据えてからとして,くだんのカエンタケの写真が欲しくなりました。唯一見たことがあるのは二十年前,当時まだ里見村だった鍋足山でのことです。もうキノコの季…
筑波山の北側に来ています。中腹のかつてユースホステルがあったあたりで,車道がかなり上まで通じていて最近は中高年の方々のお手軽登山の基地になっています。みなさん平気で路上駐車するのでもう大変。私は登山目的ではないので,下の方のちゃんとした駐…
ヒガンバナがフォトジェニック,今の言葉で言う「写真映え」する対象であることは皆さまにもご理解頂けるものと認識いたします。ただしこれが難敵,強敵なのです。 深すぎる赤が闇のイメージを掻き立てるこの上ない深紅の花弁と花芯。それが細く弧を描いて天…
私にとって9月はマタタビ拾い,つまりは冬支度のはじまりの月なのです。 八溝山やら奥日立やら,たくさん拾える場所が私のポケットにはいくつもあるのですが,さて今年は。
冬虫夏草を探し歩いていた頃だからもう二十年以上前になります。 水戸市内と言っても山と農地が広がるあたり,その山の中を,それこそタヌキが餌を探してそぞろ歩くように,特に当てがあるということもなく獣道を歩いておりました。そしていくつかのヤブを漕…
菌の,と言ってもナウシカの「腐海」じゃありません。ちなみに「菌」は本来くさびら,つまりキノコのことです。 また性懲りもなく花園のブナの森に来ています。高速代やガソリン代を考えると私にはかなり贅沢なことなのですが,来てしまった。 前回の記事の…
大水が出ました。さて,メノウ拾いはどのタイミングでできるのか。あ,つまり流されてきた新しいメノウを拾うチャンスがあるということです。
森に潜るというのは私がよく使う表現です。湿気と熱気と生命に満ち満ちた日本の夏の森の底を,私の心象に合う生物を探してそれこそ這うように歩き回ること。平らで乾いた硬い地面の場所で進化したのが我々ヒトです。起伏続きでぐちゃぐちゃに湿って腐葉土で…
というわけで筑波山再訪です。今日は気兼ねなく撮りたいものを撮るぞー。 遠方の皆さんにはイメージが薄いかも知れませんが,関東平野にどんと聳える筑波山ははるか上代から人々に登られてました。今ではケーブルカーやロープウェイもあってハイヒールに白ワ…
台風の雨は大したことはありませんでした。これはひょっとすると玉川でメノウ掘りが出来ちゃうかな。 はいわかってますよ,大雨の時用水路を見に行くレベルの馬鹿です。大丈夫だってば,ちょっと見てくるだけだから,とかいうジジイと同レベルです。いいんで…
雨の中,老若男女とり混ぜグループで御前山を歩いてきました。以前にもご紹介した,水戸近郊の自然観察地です。 雨もまた佳し。山水画の世界が広がります。東山魁夷の手になる唐招提寺の壁画に,こういうのがありましたっけ。
山気の補給に,北茨城の花園に行ってきました。ムモンアカシジミの幼虫が見られた以外はアヤメの写真くらいですが,とにかく復調することができました。
蛍光ネタが続いたので,ホタルの光を撮りに行きました。ちなみにホタルの光は「発光」であって蛍光ではありません。 昨年も6月にホタルの記事を書きました。写真はうまくいきませんでした。今年はカメラもレンズも一新したので,撮影データを確立しようと思…
りっか じこう みみずいずる。 せっかく撮った花姿がお蔵入りしそうなので,ざーっと並べてみました。理屈抜き,見るだけ見てください。
わが方丈の庭。ささやかな生命の楽園,光の王国。多くの生き物が世代を重ねます。
四月のある日,二つの花を愛でました。
一盃山稲荷神社というのがあって,通りかかったらヤマザクラが散り際です。思わず車を停めてしまった。 ヤマザクラに目を留めたわけなのですが,いざそばで見ると小さなモクレンが花を付けてます。
土曜の晩の心のオアシス,三太の湯。夜間料金で入ったのに,ひと風呂浴びて出てみれば空はまだ明るい。日が伸びて得した気分です。周囲には花,花,花。三太さんも埋もれます。
春の花をきちんと撮らねばと思っていたところです。新潟の自然誌には及ばずとも,この足早に過ぎ行く水戸の春を記録しよう。
何ということもなき日々。気は巡り,水は流れる。
ほんの数週間前まで天地を満たしていた冷気は消え失せ,春のにおいが丘の上に漂っています。その甘やかな大気を鼻から腹を大きく膨らませるように吸い,口からゆっくり吐く。これを数回繰り返すと副交感神経が知覚を阿頼耶識へと導いていきます。そして私は…
立春を過ぎました。旧暦でいうとまだ12月なのですが,風も冷たいし水戸に雪が降るのはこれからなのですが,それでも春の始まりなのです。陽射しが暖かくて,完全防寒装備だと日なたでは汗ばみます。よく考えたら冬至から40日以上過ぎていたんですね。 で,今…
昨日,水戸は初雪だったそうです。冬が来ました。この秋に見たものを雑然と並べます。
市内,山中に野球場があります。たぶん野球をする人にしか知られていないマイナーな運動公園です。ここに水戸では珍しいモミジバフウが植栽されてます。 これが今年見た一番の紅葉になるのかな,なんて考えたら寂しくなってきました。本気でどこかに旅行しよ…
何かとせわしない10月でした。 特にこの土日は二日ともイレギュラーな仕事。行けばいいという仕事で,むしろ楽しいし昼飯出るしお手当てもちゃんと付くので文句は言いっこなしなのですが,以前にもどこかで書いたように私は平日に消耗したエーテル笑を土日…