四季を追う
平らな茨城では木が生えている場所を「山」と申します。今回の「山」も他県の方から見ればせいぜい裏山程度の代物だと思ってくださいませませ。
さてマタタビ。正確にはマタタビの「虫えい果」。ネコ科を狂わす魔の果実でございます。先日の花園で、帰路の道沿いに大粒のが落ちてました。タイミングを失すると大きいのはみんなイノシシに持って行かれますから、今年は上手く入手できたほうです。
きょう向かうのは阿武隈高地南端、かつて「ざくろ沢」と名付け「忘れじの谷」と呼んだ谷間のドン突き。春3月に林道を上り詰めたら清澄な森に行き着いた、精霊の気漂う、とその時感じた森です。林相がツクツク森に似ていて、夏には何か出るぞ出るぞと狙いを…
前線が通過して気温が下がりました。夏の残滓が漂う、森に潜るなら今。というわけでやって来ました北茨城市花園のブナの森。昔から私の冬虫夏草のフィールドで、少なくとも 20 年前には来れば必ず戦果があったものです。
夏キノコの季節です。年に一度の原点回帰、今年もツクツク森の様子を見て参りました。
天気予報が今日の例外的な低温を告げてます。晴雨に関してはひとっかけらもアテにならない最近の予報ですが、これは信じて良さそうです。森に潜らねば。
八溝山に向かいました。いつぞや写真が失われてしまったアオフタバランが花期であることを思い出したんです。ちなみに八溝山は久慈川の源流です。神さま関わるかな。
読者の方からのコメントで知らされました。いつの間にか記事の数が 800 を超えていた。文章多めの記事を7年でこの数、我ながらよく書いたなあ。日常を綴り続けて 800 回。書いた内容なんて忘れてます。今日はさんぽ写真を見てもらいつつ、この2か月ほどの…
今年は絶滅危惧の花を一つでも多く見てやろうと意気込んでおりましたが、6月にもろもろの雑事に足を取られ、花期のごく短い野生の花をかなり見逃すことになってしまいました。それでもせめて、と思っている花があって、それが今日のネタ「カキラン」です。…
6月。ゲンジボタルの出現期です。今年は花も虫も早送りなので、たぶんもう飛んでるはず。市内の有名になりつつある産地に行きました。
5月も終わりとて、積み残しのお花をまとめてご紹介します。
「あの山にはマンネンスギがある」 「マンネングサというコケのことか」 「マンネンスギというシダのことだ」 ……という、カタギの人には何が面白いんだかわからないやりとりがあったことをまず申し上げておきます。春なんです。
空で紡がれた金と銀の糸が幾重にも大地を覆い、春の衣を織りあげます。なんてね。
JR水郡線の上小川と袋田の間に、まるで「ト」の字の横棒のように川と道路と線路をさえぎる山稜があります。それが鷲の巣山わしのすやまの東稜。この垂直に切り立つ壁のおかげで久慈川と国道118号はU字型に大きく曲がり、水郡線に至ってはトンネルを掘って…
理系がエラい、そんなこと言いたいのではありません。 ただ理系には周囲からの信任に応えるべき行動理念がある、そう言いたいのです。いわく、自分を疑え
水戸は最近でも朝が氷点下だったりします。内陸の前橋や宇都宮より寒いんだから本当にもう。
フィールドという名のダンジョンめぐる日々の、ここ一週間ほどの記録です
ヤンマタケを求めて森を巡る冒険を続けています。でも本当に探しているものは何だろう。
相変わらずフィールドを歩き回っています。
1月末からこの連休にかけて、同じフィールドに4回も入り浸ってしまいました。目的は冬虫夏草ヤンマタケ。とにかく突き詰めたかった。
続いております「駅までさんぽ」。週2回、自宅から駅まで片道4キロを往復しております。いつもは月ごとに一つの記事にして翌月の頭に公開してますが、年を跨ぐのも微妙かなと思いまして。
月初め、すでに朝露の降りる季節になってました。
はい、タイトル通りの記事です。何のヒネリもありません。週末に間に合うように、取り急ぎ。前の記事が紅葉に関しては今一つだったので、ここで茨城の紅葉がまだイケることをお示ししたいと思いまして。でもなんで加波山なんでしょう。
お散歩まとめです。1ヶ月分を、今回は順路に沿ってまとめてみました。【虫】は別記事でご紹介済みなので、苦手な方どうぞご安心ください。
10月初めの深夜アニメ新番組チェックも一段落し笑、秋の野に出てみました。
PC画面の壁紙が勝手に変わりました。なぜか写真を撮りに行こうと思いました。壁紙用の写真という意味ではありませんが、なぜかその二つが結び付きました。きっと天啓でありましょう。ウソです。お花の写真を、秋の色彩を撮りに行きたくなっていて、きっかけ…
水戸の気温が一か月で5度下がりました。それでも平年より4度高い状態で…… 気温の話はもういいか。月イチ定番、おさんぽ報告です。
さて、皆さんの記憶に残るであろう今年の長き夏、植物にはどう影響したでしょうか。そう思ったのは、ある公共施設の入り口に咲くヒガンバナを見たからです。美しく咲き競っていました。茨城では、この花は名の通り秋のお彼岸に見ごろとなります。それが今年…
年に一度のツクツク森、今年も大きく出遅れて、今日9月7日になりました。今年のツクツクボウシの初鳴きを私が聞いたのは立秋から三日経った8月11日。それを寄主にする冬虫夏草ツクツクボウシタケの発生状況を調べるならその頃が良かったのです。 でもさ…
8月始め、北茨城市は花園川中流、浄蓮寺渓谷という所まで行ってきました。植物調査の下見のつもりでした。まさか虫に撃退されるとは。