ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

四季を追う

山歩き。目的は忘れた

そういえばサイハイランがあったっけなあ。 突然そんな記憶が湧き出ました。この冬に、常緑の葉を広げる姿を見つけていたんです。そろそろ花期だなあと。

そこにあればいい

水戸市内の希少植物、ニッコウキスゲとカザグルマ。昨年は縁あって新たな産地も見つけ、地元の自然というものを再認識しました。守り人というのも気恥ずかしいけど、今年の様子を見に行きました。

5番目のカザグルマ

神さま、私に何かさせたいワケではないでしょうね。またカザグルマに引き合わすとは。

北辺に蝶を見る

晴れ上がった空を見て、気温が上がるという予報を聞いたら、そういうことに敏感な生き物がいることを思い出しました。本当に久しぶりに思い出しました。卒業研究が「蝶」だったことも。

山と野のあわいに

床屋に行く、と言って車を乗り出しました。いえ本当にそのつもりだったんです。空は晴れてはいますが、時おり突風が吹き、黒い雲が鳥のように端切れをばたつかせながら過ぎていきます。低気圧が通過の予報で、雨もあるでしょう。こういう空模様は妙に心に触…

茨城のスハマソウ

茨城の、といってもごめんなさい。県内すべてを把握しているわけではありません。本当に詳しい人というのは決してこんな軽々しく発信しないものです。植物を愛する人ならなおのこと。

カタクリ咲いて我はおり スプリングエフェメラルつれづれ

この春初めての東風が吹きました。雪のない茨城でスプリング・エフェメラル(春の儚い花々)の咲く季節です。人の夢と書いて「はかない」。まこと、一炊の夢のごとし。

2月のお散歩まとめ

駅まで歩いて、図書館とか寄り道しながら帰路も歩く。「駅までさんぽ」往復8キロ+α、続いてます。2月は週2回のペースで歩けました。

セツブンソウと冬を越えゆく日々

というわけでセツブンソウです。旧暦の節分のころ、つまり今ごろ咲くのでこの名があります。虫も少ないこの季節に虫媒花を開くって、どういう戦略だろう。教えて山田さん。

ヤンマタケ再び 【冬虫夏草閲覧注意】

ヤンマタケの記事が意外にウケて気を良くしています。てへへ。 どこを探せば、というお尋ねに思いつく限り並べてみましたが、私自身、近年は見ておりませんでした。言に責任を持たねば、というのでフィールドに出てみます。ヤンマタケだけを目的に、というの…

冬虫夏草ヤンマタケ

明け方の夢に立った丑さまがモーと申されました。ヤンマタケを見つけなさい、さすればそのグズグズ残った風邪も快気するであろう、と。 … お告げだ。

異形の森

雨上がりの森で異形の者たちと交歓して参りました。

ツクツク森でツクツクボウシがキノコになる

やって来ました、ことし最初で最後のツクツク森。正式名称「水戸市内にあってツクツクボウシが片っ端からキノコに食われて冬虫夏草になっちゃう森」です。冬虫夏草のシーズンは終わっているけど、キノコが豊富な森なので何かは見られるでしょう。

8月雑景

8月の積み残しをまとめました。どうぞゆるりとご覧ください。

ヌカカと不毛に戦う 【虫アップあり】

1日から2日にかけて丸1日以上、このブログが閲覧できなくなっておりました。気付くのが遅れて申し訳ありません。たぶん百人以上のお客様にご心配をかけてしまいました。本当にごめんなさい。問題なく復旧しております。以後気を付けます。 メノウ関係の記…

誰も知らずとも

県立図書館から旧県庁にかかる広場。基本的にはよく管理されているのですが、私の眼にはいろいろ見えてしまって、それなりに楽しんでいます。

文月のことども

あのね、今週ずっと雨が降るのはね、ボクがお願いしたおかげなんだよ。うふ❤ そう言ったら 雨が降るとスイカが割れてまうんじゃあ! 怒られました。スイカ農家の皆さん、訴えないでください。ジノ。です。

森の周期律

先日のひたち海浜公園で面白い画が撮れたのに気を良くして、今度は森の写真が欲しくなりました。行き先は鍋足山「静かの谷」。季節ごとに何かあると目しています。

拙者接写が好きでござる

広い場所でお花の写真を撮りなさい、接写で。 そういう宇宙からの電波が来たので、ひたち海浜公園に出かけました。土曜日、おっさん一人で。

アミガサタケの長い午後

アミガサタケ。キノコです。と言っても通常のキノコ型のものとは少し分類の違う子嚢菌類のキノコです。まあキノコはキノコなんだけど。

鍋足山の谷に迷う

鍋足山の雪割草ことスハマソウの写真を撮りたい。できれば他の方が知らない新産地で。 そんな浅はかな考えで赴いた鍋足山でしたが、登り始めてすぐに出会ったご婦人に、雪割草の花期は終わっている、イワウチワはまだ咲いていないとの情報をいただきました。…

三月自然寸景、なんてね。

水戸の今年の三月は、最高気温が20℃を越えたかと思うと雪が積もったり、まあ振り回されました。特に後半は寒かったなあ。

ある公園の明け暮れ

ひょんなことから,水戸の隣・那珂市の「宮の池公園」なる緑地に朝,立っていました。新しいような古いような,不思議な香りのする公園でした。

冬はタイツを履いてから

冬が来ました。 お散歩のワンシーン。水戸の台地の斜面には湧き水がたくさんあります。その水たまりにナンテンが写り込んであらきれい。 枯れたケヤキがヤブツバキの花を従えて,朽ちてなお一枚の絵です。

奥久慈の紅葉,今年はイケます / 鍋足山からの報告

カエンタケの当たり年だと。都会の公園にまで出現しているのだと。 その凶悪さの解説は現物を前に据えてからとして,くだんのカエンタケの写真が欲しくなりました。唯一見たことがあるのは二十年前,当時まだ里見村だった鍋足山でのことです。もうキノコの季…

呼び止められた

筑波山の北側に来ています。中腹のかつてユースホステルがあったあたりで,車道がかなり上まで通じていて最近は中高年の方々のお手軽登山の基地になっています。みなさん平気で路上駐車するのでもう大変。私は登山目的ではないので,下の方のちゃんとした駐…

ヒガンバナさん勝負です

ヒガンバナがフォトジェニック,今の言葉で言う「写真映え」する対象であることは皆さまにもご理解頂けるものと認識いたします。ただしこれが難敵,強敵なのです。 深すぎる赤が闇のイメージを掻き立てるこの上ない深紅の花弁と花芯。それが細く弧を描いて天…

9月の冬支度 / 今年は仙境でマタタビを

私にとって9月はマタタビ拾い,つまりは冬支度のはじまりの月なのです。 八溝山やら奥日立やら,たくさん拾える場所が私のポケットにはいくつもあるのですが,さて今年は。

今年もツクツク森を覗いてみよう

冬虫夏草を探し歩いていた頃だからもう二十年以上前になります。 水戸市内と言っても山と農地が広がるあたり,その山の中を,それこそタヌキが餌を探してそぞろ歩くように,特に当てがあるということもなく獣道を歩いておりました。そしていくつかのヤブを漕…

菌の森にて

菌の,と言ってもナウシカの「腐海」じゃありません。ちなみに「菌」は本来くさびら,つまりキノコのことです。 また性懲りもなく花園のブナの森に来ています。高速代やガソリン代を考えると私にはかなり贅沢なことなのですが,来てしまった。 前回の記事の…