ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

スミレの花咲く頃

その名を知らず初スミレ

視界のすみの紫の光に思わずあと声を上げてしまいました。十分予測できたはずなのに。 今年の初スミレです。冬が寒かったのでもっと遅いだろうと油断しました。昨年と同じ個体、カーポートの目地に根付いたヒメスミレです。いやコスミレです。

初スミレ,春の庭にて

スミレ好きジノ。よりご報告いたします。今年の初スミレは,なんと,わが庭のヒメスミレでした。 いつもの年なら「いつものフィールド」で早咲きのアオイスミレか早まったタチツボスミレを見るのですが,今年は文字通りの足元でした。カーポートの車に踏まれ…

中禅寺湖のフジスミレ

十年前のGWのころ,たまたま中禅寺湖畔を歩いていて,見慣れぬスミレを見つけました。かつて仏人ガロアが世にも珍しい昆虫を発見し,世界中から昆虫学者が殺到したあたりです。小柄で上品ななりわいのスミレでしたが,当時は今ほど知識がなく,ただデジタ…

そして女王は目覚めなかった

サクラスミレ。人呼んでスミレの女王。私の庭に,春になっても姿を見せてくれませんでした。私が忠誠を誓った漂泊の女王は,誰にも告げずに,遠い世界に旅立ってしまったようです。

御岩神社とコミヤマスミレ

茨城のコミヤマスミレは北限に近く,多分スミレの季節に私が近づかないようなフィールドにあるので,これまで花の写真が撮れませんでした。それが我がタマシイの依り代,御岩神社に生えているのを昨夏,偶然に見つけたのです。次の春が勝負,と心に誓ってお…

ナガハシスミレの長い旅

ナガハシスミレです。以前「茨城のスミレ」で奇天烈な横顔だけご紹介しましたが,実際は小柄な大人しい印象のスミレです。 そう,このビヨヨ~ンという距きょを除けば。 いったい何なんでしょう,この姿。何を目的に,このような形質が進化したのか。何の利…

鶏足山のツツジとスミレ

昨日は久しぶりというかまたというか,鶏足山に行って参りました。ツツジとスミレの様子が見たくて。 朝9時。このあと天気が崩れるという予報でしたが,駐車場には車がいっぱい。みんなヒマなのね←オマエもな。カメラ2台と三脚を持って,いざ。 この数年で…

春の野に君と出会い

……いつまでこうしてスミレを追えるのだろうか。いつまで春の野をさまよえるのだろうか。

茨城のスミレ

ジノです。日頃のご愛顧に感謝して,今日はキレイなものだけお見せします笑。 漱石に負けない私のスミレ好きはご存じ(花物語 スミレ - ジノ。参照)のことと思いますが,長年撮り貯めた茨城県内のスミレ全種の写真をご披露したいと思うのです。 日本はスミ…

花物語 スミレ

スミレ程な 小さき人に 生まれたし 漱石 夏目漱石がスミレ好きだったのは,研究者の間では知られたことらしい。「世の俗塵から最も遠く,しかもひっそりと静かな美を放つ無垢な存在」(『夏目漱石辞典』三好行雄編)ということだそうで,まあ現実から遠く離…