チームラボ。茨城県北芸術祭で心奪われて以来、またその作品を見る機会を楽しみにしていました。それがなんと地元・偕楽園で公開するという。というか2月のアタマからずっと開催されていました。いや出不精の上に気ぜわしくて。仕事がようやく一段落した先日、見に行きました。とにかく写真に残さねばとカメラ・三脚持参です。装着したレンズはシグマの広角16ミリ一本勝負。今日はその写真をただお見せするだけの記事ですので、かるーく流してね。
入場券はネット予約と当日券。ガラケー持ちの私は当日券しかない。入場口は「東門」と「吐玉泉料金所」ですが当日券の販売と入場は吐玉泉料金所だけで扱ってます。18時から公開,ただし開場時は混むというので19時入場を目指して桜山駐車場へ。駐車料500円、チームラボ当日券は1800円。入場口に19時予約の人たちが大行列する脇を、当日券の私はすんなり通してもらえました。
Walk,Walk,Walk - 孟宗竹林
竹林に張られたスクリーン上を行列が進んでいきます。山の中で映像作品と知らずに見たら怖かったかも知れません。BGMの和笛の音が行列とともに動いてくると思ったら、着物姿のお兄さんが笛を吹きながら歩いてきました。ナマ演奏かあ。デジタルと人のワザの組合せというのがいいなあ。
竹林を出たところのケヤキがライトアップされていて、これは銘のある作品ではないけれど、今日のこの偕楽園という作品世界を演出する広壮な舞台セットです。
生命は連続する光 - 梅林
広大な偕楽園の梅林の梅の木一本一本の根もとにライトを配して、梅林全体が変化する光に包まれます。そぞろ歩くうちに空間識を喪失するというか、自分の位置がわからなくなりました。単なるキレイとかではなく感覚そのものへの操作。人を惑わせ驚かせる、これぞ現代美術。
呼応する松とつつじ
広角レンズの面目躍如です。
具象と抽象 - 陽と陰の狭間
開放的な梅林から視界の限られる大杉森へ移る、その狭間に構築された境界の門。
自立しつつも呼応する生命と呼応する大杉森
動く花と並んでチームラボ得意のモチーフ、光る球体。よその展覧会の使い回しなんて意地悪は言いませんよ。この展覧会のメインビジュアルです。時おり強く吹く風にぼよんぼよんと揺れながら次々と色を変えて、大杉森を染めていました。
増殖する生命の倒木 - 次郎杉
昔台風に倒れた巨杉の切り株に咲き、そして散る花。寓意としての生と死。
増殖する生命の巨木 - 太郎杉
今なお旺盛に生命の気を振りまく巨杉の幹に次々と開く花が美しくて、しばらく傍観しておりました。今回一番気に入った作品がこれです。
吐玉泉の円相
水戸の台地の豊富な湧水を集めて、地元産の大理石の泉水から噴出させる吐玉泉とぎょくせん。作品はその渦巻く水をイメージしたCGです。
というわけでチームラボの偕楽園展覧会でした。私も「光」が大好きで、そんな演出を試みたことはあります。しかしこんなにも鮮やかに様々な光源を自在に操って見せられるともう沈黙するしかありません。素直に、すごいなあチームラボ。
読者の皆さまごめんなさい、見に行ってから記事を上げるまでに一週間もかかってしまいました。会期は3月いっぱいです。本当に役に立たないブログなのです。
↓ 以前のチームラボ記事です。
↓ 行ってきました。