
茨城生物の会,ひたち海浜公園自然観察会。
海浜公園については昨年の記事があるので,記録として,さらっと見たものだけご紹介します。今日は一般参加者が多く,平均年齢やや低め笑。「ひたちなか自然の森」から巡る順路です。

最初に紹介されたのが,ごく最近公園内への侵入が確認されたメリケントキンソウ,外来有害生物。これがはびこると,芝生に寝転んだ時に実のトゲが刺さるそうです。

クリの花の季節です。花穂の左側をよく見てください。タコの足のようなのが雌花。これがあのクリのイガイガになります。右の雄花はアンタ用済みよと捨てられます。

オオシマザクラの未熟な実。熟した黒い実もありましたが,赤い実大好きのジノ。さんはこっちにしか目がいかない。

今年もありましたドクウツギ。やっぱりここでもある程度駆除してるとか。

イチヤクソウ。花期は終わってるはずですが,奇跡的な咲き残り。

ナワシロイチゴ。森の中のぽっかりと陽が差し込む場所に,一本だけありました。

テリハノイバラ。

ウグイスカグラ。

今年最初のギンリョウソウ。

カワリハツ。

ヒメカバイロタケ。

いたるところで道を埋めて,片端から蹴飛ばされていたのがホコリタケ。


雨が多いせいでおびただしい数のキノコが出てましたが,キノコの同定は難しい。

出た。今年は咲いていました。当地のシンボル,オオウメガサソウです。本州ではここと青森にしかありません。
今日は植物の先生が案内役で,となると一歩ごとに植物の説明が入るので時間が押して,午前のうちに森を抜けて「沢田湧水」まで見る予定が変更。森を出て昼食,午後沢田湧水を見ておしまいということに。中止の砂丘観察も楽しみだったんだけどなあ。

で,午後の沢田湧水。わあい赤い実だあ,とこれはオニシバリ。

にがーいにがーいニガキの木。実が生ってました。

エゴノキにアブラムシが付いてできた虫こぶ「エゴノネコアシ」。

なんかやたらボテ腹のカナヘビ。お母さんなのかな。

オゼイトトンボ。

ショウジョウトンボ,赤い! オニヤンマもいたのですが,こっちに気がいってしまいました。

ツノカメムシの一種。

イモリ。

クスサン(大型の蛾)の幼虫。シラガタロウの別名があります。クリの葉っぱなんか食べてます。毒はありません。昔はどこにでもいたのですが。

そのクスサンの繭「スカシダワラ」。中にはまだ幼虫の姿が。

にわか雨に遭ったときなんかの雨降りの境目,「雨のはじっこ」って見たことあります? ここは降っているのにそこは降ってない,みたいな。この写真は春のネモフィラ秋のコキアの植えられる場所とススキっ原との境目。いつ見てもびっくりの光景。あの有名なネモフィラやコキアの風景の裏側,知ってはいけない。晒してるけど。

雨模様なこともあり,駐車場ガラガラでした。
さすがにこんな記事,需要ないよなあ……
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