とりとめのないお話を。
先日,標高450メートルの山中の沢に漬かってきました。数年前から続けているカエルの調査です。その件に関してはまとまった時点でこのブログでもお知らせします。とにかく久しぶりの生物のフィールドで,少し浮かれてしまいました。
陽射しがずいぶん暖かくなったことに驚きます。長靴で沢に入ることが苦ではありません。沢には生物の姿があふれてます。春のきざし。そうか春なんだ。永いながい冬が,もう終わったんだ。
ミヤマカワトンボのヤゴです。まだ眠たそうな顔。
サワガニ。まだ動きが鈍い。
カワムツの類の稚魚でしょうか。魚類も不勉強で,お役に立つことが言えません,はい。
なんでこんなところを歩いてるんだろう。
さあ生物屋再始動です。冬の間過去の写真や鉱物ネタでブログを食いつないできましたが,そろそろ本業の生物をお話しができるかと。虫好き,花好きの皆さん,どうかお楽しみに。
おまけ:この写真は何かというと,横から見た阿武隈山地なのだ。まっ平に見えるでしょう? 実は山もあれば谷もあります。ただピークの高さが揃っているので,横からだとそれが重なって平らに見えるんです。「隆起準平原」といって,かつて海底だった名残り。何万年もかけてこの高さに。地形の面白さは,その土地の歴史を読み解く面白さだと思います。生物もしかり。