金曜日。
旧県庁の広場で何やら準備してました。
お祭りのテキヤさん…… にしては妙に統一感があります。実はこれ、県が企画した「シン・いばらきメシ総選挙」の会場なんです。県内各市町村それぞれが特産品を使ってご当地飯を創作し、投票で一等賞を決めようというもの。土・日・月の三連休にここが官製屋台村になるんだって。賑やかなのは苦手だけど、これはちょっと気になります。
日曜に行ってみました。びっくり。こんなに人出があろうとは。
「漢メシ」というのが気になっていた鉾田市の屋台。市長さん自ら笑お出迎え。
思わず買ってしまった漢メシ。名産の豚肉をこれでもかと使ったオトコらしいご飯。日なたでコントラスト強すぎ写真ごめんなさい。小さな器なのはあちこちの屋台を食べ比べするため。美味しゅうございました。
大洗町のあんこう、高萩市のフルーツ、阿見町のレンコン…… ご存じないと思うので申し上げておきます。茨城県は農業産出額全国3位(2023)、漁業漁獲高全国2位(2019)、メロンをはじめとして数々の一次産品が全国1位の実り豊かな農・漁業県です。あまり名を聞かないというのは、東京圏という大消費地が隣にあって、ブランド化とかしなくてもなんぼでも売れるから。とにかく素材王国、グルメの材料に事欠きません。県もその点をアピールしようとこの企画を打ち出したのでしょう。まことに慧眼の至り。
大行列になってました、常陸太田市の「けんちんまん」。
ああ、みんな美味しそう。
汽水湖・涸沼ひぬまを擁する茨城町の行列はしじみラーメン。涸沼ひとつで島根県、青森県に次ぐ全国3位の漁獲量です。
誰もがこの秋の実りをことほぐ祭を楽しんでます。
アントラーズから来ました笑。…… すごくいいガタイの方ですが、まさか本物の選手とか。他にもさまざまな企業や学校のブースがありました。
ちなみに投票はスマホでQRコードを読み込んで… って、こちとらガラケーじゃい、わははは。
これだけの規模です。県の人、準備大変だったろうなあ。そして他人事ながら、突如こんな企画を当てられた各市町村担当者の苦労を想います。ある日突然役所にメールが届くんです。これこれこういう企画を立ち上げる。ついては担当者を決めておくように。説明会を開くから担当者をよこせ。〇月〇日までに料理の概要を報告せよ …… さあ大変。そもそも何から手を付ければいいのか。誰に相談すればいいのか。準備期間がどれほどあったか知りませんが、大変なプレッシャーのもと、準備を進めていったのでしょう。…… すいませんイベント苦手なのでアレな書き方になりましたが、お役所のルーティンワークに飽きていた若い人なんかは喜んで取り組んだことでしょう。とにかく大成功です。
ステージを盛り上げているのは県内の若い経営者からなるアイドル笑グループ「いばらき若旦那」。
続いてソロの若い人が声を響かせるのを
眺めているのは…… こ、黄門さま!?
天候にも恵まれました。
こんなたくさんの人が笑顔で楽しめるイベントなんてそうはありません。県と市町村のご担当の皆さん、お疲れさまでした。
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