正面のグリーンカーテンに這わせたミツバアケビの葉がえらく食われていることに,今朝の出がけに気がつきました。家人に捜索を依頼して,帰宅後に聞いたらヤバそうな毛虫がいたとのこと。何者か。
翌日は休日。早速朝から繰り出してみると……いました。
おまわりさん,こいつです。
また出やがった,ヒロヘリアオイラガ。昨年,うちのカリンとフジとブルーベリーを食い散らかした極悪害虫。今年はそっちが無事なので油断していました。そうか蛾の仲間には広食性と言ってなんでも食べるのがいますが,コイツもそうだったか。言われてみれば,昨年大豊作だったミツバアケビの収穫の時,なんか痛痒いのに刺されたよなあ。たぶん今年は母虫がミツバアケビにだけ産卵したのでしょう。我が家のミツバアケビの美味なることが,害虫界のツイッターにでも紹介されたか。いい迷惑だ。
結構上手に隠れます。ああ不覚。
こいつは近年日本に入ってきた外来の昆虫です。天敵がいないこともあって,大繁殖します。どうやらウチの庭がロックオンされているようで,ここ数年やりたい放題。イラガの仲間の特徴として,毒棘を持ってます。痒くただれるドクガ類のそれと違い,痛いです。
まあいい機会です。伸びすぎたつるの選定と合わせて,鬼退治の始まりです。長袖,手袋で防御を固め,使い慣れたピンセットを片手にさあ敵地へ。
取れるわ取れるわ35匹。
可愛そうだけど,毒毛虫は火あぶり。じつはドクガと違い,イラガの毒棘は虫が生きている時にしか効かないので,必ずしも焼く必要はないのですが……気分の問題ってことで。
ケムシばかりだったので,今年も咲いたススヤアカバナをどうぞ。