ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

ログキャビン虫払い/死骸だらけですごめんなさい

 

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     Yahoo! 天気様より

 

 台風で停電になる前に記事を上げておこう。


 ホームセンターのガーデン・エクステリアコーナーの隅に並ぶログキャビンを覗いたことはありますか。

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 小さな可愛い木のおうち。え?こんな家がこんな値段で手に入るの?


 はい,セカンドハウスを持てない庶民のココロをくすぐる魔の誘いでございます。


 で買っちゃったんだよなあ。ああ庶民。


 もちろん大して使うこともなく放っておいたら,父が。そう,どんなモノでも絶対に捨てない,モノはひたすら平らな場所に置く,そんな命令を延々と遂行するロボットとしか思えない父が,おがくずやらヌカやら土の付いたイモやら菜っ葉やらの置き場にしてしまいました。


 それはつまり,種々雑多な虫を誘い入れるということ。わが父ながら,本当に迷惑なことしやがる。


 とはいえ夏の間は閉め切れば内部は軽く40℃を越えているはずで,さすがに生き物の生息環境ではなかろうとタカをくくっていたのですが,先日ふと覗いたら縦横無尽にクモが糸を張り,アリさんが土を運び込んで幸せな家庭を築いていました。クモの餌食になった虫の死骸が床にうず高く降り積もっています。


 これはイカン。


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 アースレッドの力を借りよう。まずは中のイスやテーブルを外に出します。するとイスの裏に……

 

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 うわああ ヤモリがいたあ。しかも先日のような幼体ではなく,立派な大人です。本当に,うちにはヤモリが住んで繁殖していたんだ。


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 ああつぶらな瞳。いくら何でもコレがいたら殺虫剤使えないよなあと悩んでいたら,自分から出て行ってくれました。キミがいてくれるのは大歓迎なので,しばし外でお待ちください。どうでもいいけど,ヤモリは昆虫食の爬虫類です。こんなものが生活できるほどに虫がいたんだ。急がねば。


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 燻蒸くんじょう2時間。床に落ちてたのを掃き集めました。


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 コメツキムシの一種,サビキコリ。その上にキクイムシ。ワラジムシの殻。左は小型のゾウムシ。

 

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 種類不明の甲虫の前胸部。アリの頭。


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 たくさんあるこの白いの,肉眼ではおがくずかな?と思えたのですが,拡大してアリの死骸と一緒になってるのを見て理解しました。アリの繭,その抜け殻です。どうやらアリがここを安全な場所として一時的な巣に使っていたらしい。どこまでナメられてんだ,虫に。

 

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 うちの庭でアリというとアミメアリ,庭にいっぱいいて私が退治したイモムシを片づけてくれるアリがいるのですが,こいつは繭を作りません。周りの死骸を調べれば種類はわかると思いますが今はその時じゃない。

 

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 あるわあるわ。


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 で,なんだこれは。モンシロチョウ。どうやって入り込んだ。おそらくは父の菜っ葉に幼虫が付いていて,そのまま羽化しちゃったんでしょう。可哀そうに外に出られず。恨むなら父を恨んでください。


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 その左下のこれ。なんだと思います?実はマダラマルハヒロズコガという蛾の幼虫の巣,ミノムシのミノのようなものです。長い名前ですいません,昆虫は機械的に名付けられるのが多いもので。実はこいつ,アリを襲って食べるんです。これで先般のアリの繭と符合しました。我がログキャビンの中で食う食われるの食物連鎖まで成立していたとは。


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 食う食われると言えばクモ。床のこれはクモの糞。


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 ワラジムシころり。


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 シミ,紙魚と書くシミもころり。糊を食べます。古本を食べるというのは俗信で,古本の糊を食べるんです。ログキャビンや籐家具に使われている接着剤を食べていたのでしょう。3億年前から地球に生息する古代生物。暗い場所にこそこそ隠れ,地味に地味に3億年。生物の世界では滅びなかった者の勝ちです。


 いろんな生き物が住んでいたなあ,たった一畳の空間に。


 実はこのログキャビン,ノアの箱舟とまでは言いませんが,家に何かあった時の緊急避難カプセルと考えていました。なので水やランタン,簡単な食器も置いていたり。ちょうどアポロ宇宙船の月着陸船がそうであったように。図らずも,多くの生物にそのように利用してもらえたようです。…… 全滅させといて何キレイにまとめてるんだろう,わし。

 

 

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