ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

雨中タマゴタケ,御前山

 

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 雨の中,老若男女とり混ぜグループで御前山を歩いてきました。以前にもご紹介した,水戸近郊の自然観察地です。

 

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 雨もまた佳し。山水画の世界が広がります。東山魁夷の手になる唐招提寺の壁画に,こういうのがありましたっけ。


 梅雨キノコがたくさん出ていました。とはいえキノコの同定は難しい。名のわかるものはほとんどありません。その中で

 

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 タマゴタケが豊作でした。これは良く名の知られた食用キノコで,暗い雨の森でも目立つので我々シロウトでも見つけられたというところです。

 

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 立ち上がったばかりの幼菌。どの時期をどこから見ても,赤という色の持つ力を見せつけてきます。美しいキノコは数あれど,他を圧する存在感ではこれが一番です。

 

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 若い人も多く参加してくれたのですが,みなスマホがカメラです。若い人には今どきの高価で多機能なカメラは敷居が高いでしょう。スマホのカメラは写りも良く,すぐに友人とシェアできる。記録だけでなくその場ですぐにネット検索して確認してくれるのでこちらもありがたい。いい時代になったものです。

 

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 そのすぐ隣で冬虫夏草カメムシタケを見つけた人がいました。さすが全員生物屋,みんないい目を持っていて私の出る幕がありません。

 

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 杉の幹に星を散らしたように白い微小キノコ。

 

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 キノコはいわば「花」。これを咲かせた茎葉,つまり菌糸はここに至るまでどこでどうして暮らしていたのやら。

 

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 毛むくじゃらのカタツムリ,オオケマイマイを見つけた若い人がいました。わあ初めて見た。若い人は本当に侮れない。

 

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 この人はこのまま育てば面白いと私はアタリを付けてます。とにかく目がいい。案の定,今度は草の葉裏にいたオオムラサキの雌を見つけてきました。なぜそんなところに。

 

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 メスとはいえキレイですねえ。オオムラサキは高いところをめっぽう早く飛ぶので,樹液の出る木以外ではなかなかそばで見られません。

 

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 雨はしとしとと一日降り続きました。晴れ男の神通力も梅雨にはさっぱりです。うちのハマナスもこの湿気にはたまらず,花びらが水を吸っては瞬く間に散っていきます。我々ヒトも元来乾燥地の生まれなので高湿度はキツい。さて今年の雨季はいつまで続くのやら。


 明日はワクチン(1回目)を打ってそのままスタンドで野球観戦,といういささか常軌を逸した日程です。ワクチンを心配する人々にほぼケンカ売ってます。無事に一日が済みますように。

 

 

 

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