ようやく東風が吹き始めました。かすかに海の香りを含む冷たく湿った風です。
海岸に出てみます。もやに水平線が霞むのがこの風のあかし。寒流を渡り冷やされた空気が露点に達するんです。地上には今日のところはまだ熱気が残ってますけど、やがてこの東風が吹き払ってくれるでしょう。
海水浴のシーズンとなり、駐車場は軒並み有料になってます。メノウ拾いごときで千円払う気はないので降りられる海岸が限られます。数少ないそんなフリーの海岸の、これまた限られた場所のこんな礫浜でも
わあいだ❤
けっこう拾えるもんだ。これもまた風が運んだ恵みでありましょうか。
沖を行く船ももやの中。
翌日の書斎。2階の窓を全て開け放つと、家の表側から入った風が裏側の書斎に吹き抜けます。何と心地良いことか。この書斎の窓は上方斜めに開くので、真上に広がる夏空が写り込みます。とこしえに青き蒼天と、沁みるほどに真白き夏雲と。その天界の風景が人界の建築に重なって見えてます。もっと純粋に雲を見たくなり、丘に向かいました。
わああ夏空。これぞ夏空。
自衛隊のナイトホークが駆けて行きました。そういえば先日まで百里基地に米軍のF-35が来ていて、遠く機影も見えました。猛暑でとても百里まで行く気にはなれなかった。
飛ぶものはこんなので十分です。クロマルハナバチの♂。針がなく刺しません。捕まえて掌でこのもふもふを楽しみたかったのですが、逃げられました。
キキョウが咲き
ヤマユリも青空をバックに夏の盟主みたいな顔して立ってます。強い日差しと冷たい風。蒼天に吹く東風ある限り、ここはオリーブの花咲くカナンの地なのです。
↓ ヤマユリとキキョウ
↓ 海岸メノウ
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