つくば植物園に来ました。目的は「きのこ展」と秋の花。
いつ来ても壮大な施設に圧倒されます。「国立科学博物館筑波実験植物園」が正式名称。なんたって日本最高の博物学の殿堂の、その野外施設です。面白くないわけがない。
入園口でいきなり業者さんの臨時売店がありました。
うわああああ。欲しい、ぜんぶ欲しいよお。
結局マグカップを買ってしまった。…… こちらはなんと菌類に特化した書籍やグッズの通信販売専門店のようです。そんな商売が成り立つんだ。秋は全国のきのこ展を回っているらしい。頑張って稼いでください。
さてきのこ展。屋内できのこ研究の歴史、研究者紹介ときのこ画の展示。屋外でナマきのこ展示と実際に園内に生えているきのこの紹介。じつはこちらの園長さんが菌類の専門家なのです。残念ながら期間は一週間のみ、29日まで。
ひとつだけ苦言。きのこ展の感想アンケート、QRコードから回答入力だって。回答するとこのポストカードがもらえるんだって。…… ガラケー持ちの私は最初から拒絶されちゃいました。何だその学生が考えたみたいな配慮のなさは。最近こういうことが多くてなあ。
さて気を取り直して、これは屋外テントでのナマきのこ展示。
おおおベニテングタケ。茨城にあるのか、と見たら北海道のものだと。
栽培きのこ。これはタモギタケ。野生品もこんな色で、北海道で食べられてます。
トキイロヒラタケだって。何とたおやかな、まさに朱鷺色。
きのこをハーバリウムにしたものも。さすがにこの重さと体積では、自分もやってみようとは思えないなあ。
園内の林地でもきのこを探してみました。
しばらく雨が降らないので、あまり数はなかった。
本当は秋の花もゆっくり撮り歩くつもりでしたが、きのこ展の展示だけでおなか一杯になってしまいました。
タコノアシが実になってました。この穂の形から付いた名が「蛸の足」。
接写。ふーんこんな形だったんだ。
ゴンズイも実がきれいです。
ずっと写真が欲しかったカリガネソウ。花期は終わりでした。
というわけで今回はシンプルに「行ってきました」記事です。個人的にはあの業者さんの売店だけで来た甲斐がありました。へへへ。
↓ いつ来ても見るものはありますが、お薦めはクレマチス展と絶滅危惧植物展。
↓ どうかランキングに。