風が気持ちいい季節です。あの炎暑はどこ行った。
「長月」は旧暦九月の呼び名ですが、今年の暦に合わせると10月15日から11月12日に当たります。おおむね重なっていると解釈して、この長月の、ことどもを。
月1回、町内会の早朝清掃に参加してます。この市内中に組織されたはずの自治会活動も老齢化と単身化、よそ者化が進み、あちこちで解散してます。この近辺でも活動してるのはうちくらい。町内会長は80歳。さすがにこりゃまずいと、次世代役員候補として私を含め若手5人ほどに声が掛かりましたが、自分を主張することしかできない団塊の世代に人を説得するなんて無理でした。全員に断られ、その中で清掃活動に出てくるのは私だけです。あまり熱心にやるとまた目を付けられるので、力加減が難しい。本来は市の仕事なんだから、任せちゃっていいんじゃない? もっともその市もやる気なくて、町内会のない街区は道沿いが草ぼうぼうです。
早朝清掃も元町内会長の父の顔を立てての参加ですが、どんな仕事も楽しんでしまえば勝ちですうふふ。草抜きがこの季節の主な仕事なので、こいつをターゲットにしてしまえ。コニシキソウ。そうです私の好きな笑雑草です。歩道ではほったらかしにされて1本が手の平をはるかに超える大きさに丸く広がっています。もう微細な種をまき散らしているので駆除の意味は薄いのですが、要するに私が楽しければいいのだ。
引っこ抜く。以前の記事に書きましたが、どれだけ大きくなろうが根が1本しかないのがこいつの弱点なのだ。うまい具合に抜けた根がゴボウのように太かったりするとうれしいな。
今年も柿をいただきました。じゅくじゅくに熟させて
スプーンでいただく熟柿じゅくし。美味しゅうございました。
自然博物館の地衣展を見てきました。毎度おなじみ巨大模型がお出迎え。
平日はいつも子供の団体さんが来ています。地衣といっても何だかわからないだろうけど、わからないなりに感じるものがあればいいのだ。いやむしろもっと積極的に、ここに投網かけて何人か捕まえて、監禁のうえ私が生物学の英才教育を施して世に放ち環境問題を解決…… とまで考えて、それって普通に誘拐だと気付きました。ううむ。
今日もダイオウイカがのたくってました。
情報ひとつ。
今年も常陸大宮市の「集中曝涼」が開催されるようです。昨年と違う公開物もあるし、重要文化財の骨壺「いずみちゃん」もまた見たいし、紅葉の養浩園はキレイだし、また行ってみましょうかね。
昨年の養浩園。ここの紅葉と高部の街並みは一見の価値あり。お近くの方、ぜひ。
我が第二の心臓、ジャングルブーツ。6月アタマから履き始めたのが、もうガタがきました。いつも同じ場所から痛みます。
左足側面に亀裂が入り
右足底のブロックがひとつ抜けます。いえ中田商店が悪いんじゃなくて、それだけの距離を私が歩いたということです。5か月で400キロ強、くらいかな。また二足注文しました。早く届かないかなー。
10月22日はおおいそがし。朝に久慈川のふだん入れない場所でメノウ拾って…… 小さいのばかりだな。
その後茨城生物の会のきのこ観察会に参加して
そのあとで昨年見つけたキウイの谷へ。来週採りに来るその下見のつもりでした。去年は野生化したキウイが一面に鈴なりだったのが、今年は隔年現象か猛暑のせいか、大ハズレです。実を付けてるのが一、二本。ちょっとがっかり。
でもサルナシは大豊作。ひと房いただきです。
一日追熟させて食べました。美味でした。
中田商店からジャングルブーツ届いた。今回もおまけの「粗品」が。
ヘリコンテックスのキーホルダー! ちょっとうれしい。ありがとさんです。
10月27日は「長月」の十三日。今宵の月はそう、満月に少し足りない十三番目の月。十三夜です。母からススキを採ってくるよう申しつけられました。ちょうどお散歩の日だったので那珂川の堤防を帰る道すがらに一仕事。ススキを手に堤防を行くおっさんひとり。
フジバカマに庭のアケビを添えて。
夕刻北に見えた積乱雲は北隣の市にひょうを降らせつつ海に抜け
月の出。ああ写るのは電線ばかり。
庭にカメラとススキを持って出ました。佳き夜でした。
写真は死んでいく時ときの記録、と篠山紀信は言いました。私はそこまで達観できないけど、こうして日々の個人的体験を写しまとめてみると、確かに失われた瞬間がここにあります。なるほどこれが備忘録か。皆さんお付き合いありがとうございました。
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