ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

花と雪と春の行方

 

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 昨日はまた大子方面に向かって。…… 水戸は雨模様でしたが,途中富岡橋に寄って北を見ると雨雲が切れて

 

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 大子に着く頃には日差しが。本当にわし晴れ男。

 

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 カンゾウの若芽はもう春の到来を告げています。ちなみにこれは山菜で,食べごろです。

 

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 先々週は硬かったキクザキイチゲの花もすっかり開いて,花弁の独特のレース模様が美しい。

 

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 春の精,という月並みな表現がよく似合うニリンソウも開き始めました。

 

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 ツクシが。

 


 と思っていたら今日は雨一時雪。いえ自宅でゆっくりする予定だったので,晴れ男パワーは封印だったんです。

 

 

 

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 きっとネット上では雪を被った桜の写真が飛び交っていることでしょう。私は庭のミツバアケビを。

 

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 昨年は大剪定をした結果として花数が少なかったのですが,今年は花の重みで垂れるほどに大開花。これが全部実になったら大変なことになりそうです。

 

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 どうしよう,ぼーっとしてる間に春が過ぎゆく。

 


 主任3年間,部長4年間。私を苛み続けた役職を,ようやく下りることができます。後を継いでくれる人が現れたんです。4月からは平穏な日々が始まります。重責から逃れて,好きなことができる。やりたいことができる。ストレスから体が受けたダメージがまだわかりませんが,とりあえずは自分を取り戻せる。残りの人生はただの生物屋として生きていこうと思います。鉱物趣味も継続します。さあまず何をしよう。

 

 

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 そんなことを考えてぼーっとしています。久慈川の河原で菜の花の香りにむせかえる春です。

 

 

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百里基地でヘリに体験搭乗・真

 

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 2018年5月の記事「百里基地でヘリに体験搭乗」は,検索からのアクセスがそれなりにあるのですが,いつサギ師呼ばわりされるかと気が気ではありませんでした。だって乗ってないんだもん。


 悪天候でヘリが入間基地を定刻に飛び立てなかったということで,自衛隊の方は平謝りでしたし仕方のないことと諦めた,という記事でした。格納庫でファントムに触らせていただいたまでは良かったのですが,最後に今日の写真はネットに上げないようにと要請されてしまいました。ええええ。 …… というわけで拍子抜けの記事になってしまったわけです。


 個人的には,実は2016年にも同じイベントに参加してその時には飛べたので問題なし。写真は管制塔を撮らないようにという指示でした。百里基地の広報写真を拝見すると,どうも普段の管制塔と格納庫内がまずいようです。

 

 で,カズレーザーさん。あの芸人の,大柄金髪真っ赤なスーツのど派手な方ですが,どういう経緯かすっかり自衛隊の広報担当になっておいでです。昨年の富士総合火力演習でもお見かけしました。テレビ番組ではなんと戦闘ヘリ「コブラ」にまで体験搭乗しちゃってます。そのカズレーザーが先日の番組ではCH-47「チヌーク」輸送ヘリに乗っていた。操縦席まで映していた。あ,なんだここまでいいんだ。


 というわけで,関係者にご迷惑のかからない範囲で百里基地体験2回分の写真を上げさせていただきます。配慮はしましたが,こりゃマズいという写真がありましたらご指摘ください。すぐ対処いたします。

 

 

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 航空自衛隊百里基地。正門を入ると退役した老兵たちが出迎えてくれます。

 

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 2016年は搭乗できました。これは乗る前に渡された認識票。そうか空を飛ぶんだ。願わくばこれが役に立つことのないように。

 

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 ちなみにこれがこれから乗るCH-47。タンデムローター式大型輸送ヘリコプター。富士演習場での写真です。

 

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 通常の物資輸送のほか,戦場ではこんな使われ方をします。

 

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 列に並ぶ参加者の皆さん。ちなみにこのあとヘリ後部のカーゴドアから乗り込むのですが,ジェット噴流がすごかった。そうです機体の動力はガスタービン,つまりジェットエンジンです。

 

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 飛び立ってからは機内移動自由。

 

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 なぜか後ろは開けたままでした。押すなよ!とかやりたかった。

 

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 ずっと笑顔でお世話してくれた隊員さん。本当にありがとうございます。

 

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 眼下には

 

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 土浦の街。

 

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 コクピット。メカメカしてます。こんなもんよく操縦できるなあ。

 

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 機内にあった救急キット。いや何かあったらこのキットでは済まないと思うぞ。とにかく無事に帰還しました。

 

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 帰還後は駐機場のイーグルやファントムのおさわり。まずは記念写真を。

 

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 お顔塗りつぶしちゃってごめんなさい。どこでどうご迷惑がかかるかわからないので。はるばる新田原基地から飛来した若きイーグルドライバーさん。丁寧に,かつ自信たっぷりに説明してくれました。当然のことですが,この時点でのF-15パイロットは航空自衛隊最高の技量の持ち主たちです。

 

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 以下,マニアック写真の数々。空気取り入れ口のファン。

 

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 20ミリバルカン砲の砲口。

 

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 射出注意。

 

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 翼端灯。ゼロ戦の昔から右翼は緑色。

 

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 意外と見たことないお尻のあたり。

 

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 噴射口。アフターバーナーってどのあたりだろう。

 

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 2回目の時は格納庫内で今は亡きファントムと。

 

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 またバルカン砲。

 

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 この時も噴射口を撮っているんだよなあ。変態だよなあ。 

 

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 これは何かというと,ファントムの増槽の先端部。空気中のわずかなエアロゾルでもこんなにダメージを与えてきます。ファントムの長きにわたる戦いを象徴するようです。

 

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 2回にわたり百里基地にお邪魔しました。関係の皆さま,ありがとうございました。偉い人たちが何を考えようとも,現場の隊員さんたちが自分の責務を果たし続ける限りこの国は大丈夫です。

 

 

 

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 チヌークというと私が思い出すのは…… 東日本大震災。あの未曽有の大災禍から数か月の間,毎日のようにチヌークの3機編隊が頭上を飛び過ぎて行きました。ちょうど水戸は,首都と東北の被災地を結ぶ空路の真下であったようです。余震が続く不安な日々の中,空征く鋼の機体を,そこに乗る人の顔ぶれを思い描きながら見上げていました。羨望と憧憬と,希望のまなざしで。

 

 

 

↓ 関連リンクです

そうかえんにいってきた/人生タナボタでできている - ジノ。

百里基地でヘリに体験搭乗 - ジノ。

 

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イチゴざんまい

 

 今回の記事は、茨城県がいかに豊かであるかをお伝えするとともに、読者の皆さまを羨ましがらせることを目的としております。せいぜい羨ましがってくださいませ、くふふふふ。

 

 


 我が家のこの季節の楽しみと言えばイチゴでございます。

 

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 水戸の南部の小吹町というところに原田いちご園という、イチゴ栽培で有名な農家さんがありまして、毎年3月はいちご狩りの家族連れで大変にぎわっております。我が家にはいちご狩りを喜ぶような子供はおりませんが、毎年ここでパックではなく箱買いでイチゴを仕入れて季節の楽しみとしております。

 

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 まずは我が家の定番、イチゴをつぶしてコンデンスミルクと牛乳かけて

 

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 カオスだ! ももいろのカオスだ!

 

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 お次はこれ、イチゴパフェだあ。10個以上のイチゴを使っているぞ。ホイップクリーム、イチゴピュレ、イチゴアイス、底にはイチゴクラッシュ。オール総進撃だ、参ったかあ。

 

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 これならどうだ、イチゴプレート。

 

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 一口食べたらイチゴピュレを追いがけ。ぐふふふふ。

 

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 これはどうだ。チーズケーキにイチゴとイチゴピュレとイチゴアイス。銀座で食べたらいくらだ。

 

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 赤は太陽から与えられた生命の色。原初の色。赤ん坊が最初に認識する色。

 

 


 魅力度47位が自虐ネタになる茨城県です。でもバナナとパイナップル以外の大抵の作物の商業栽培ができて、それゆえ一次産品が安い。そんな茨城ならではの贅沢だと思っています。

 

 


 世の中、コロナ騒ぎで大変です。お仕事に支障をきたしている方も多いと伺っております。日本はいま大流行を抑え込んでいるふうですが、世界的な集団ヒステリーとそれに続くパニック疲れの虚脱感に意気消沈しています。せめては赤という色の、生命の根源を想起させる力を身のうちに取り込んでみるのもまた良い対症療法かと存じます。茨城ほどお安くないとは思いますが、今日はイチゴのひとパックでも買ってご帰宅なさってはいかがでしょう。それでご家族が、少しでも笑顔になれるなら。

 

 

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結晶ざんまい

 

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 鉱物収集に転んだ一年間でしたが、もう春が始まります。そろそろ生物の世界に帰還します。今日は最近見た鉱物をご覧に入れて総括に替えようかと。

 

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 日立・初崎海岸の高温石英。この大皿山盛りに海岸の砂を採ってきたのが3月のはじめ。盛りすぎた。本当に根性が貧乏人なんだから。処理が終わったのがようやく昨日でした。

 

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 一個一個ピンセットで高温石英の粒をつまんで

 

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 こんだけ拾い出した。何千粒か、ひょっとして万の位か。やっぱりヒマな奴って言われますよね。ええヒマなんです。

 

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 色の悪いのや摩耗して光らなくなったのはハネたのでこの純度。花嫁の衣装に一面に縫い付けてあげられるレベルだと自負しております。

 

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 きっとプロの地学屋はこんな効率の悪いことはしないだろうし、メルカリで売るのが目的の人はもっと雑な仕事をします。鉱物趣味のアマチュアならでは。

 

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 同時並行でこんなのも拾い出しました。純粋なものより、むしろこういう雑多な美しさに心奪われます。

 

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 ビーチグラスと呼ばれる各種ガラスのかけら。
 長石などの半透明鉱物の摩耗した粒。
 摩耗したり不純だったりで光らなくなった石英
 貝殻やウニの棘の破片。

 

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 …… この様々な要素が協調して醸し出す輝きこそが、この世界のあるべき姿と思えます。まさに多様性。

 

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 ともあれ大びんにそれぞれ1本ずつ。人に差し上げるときは小びん一杯の石英に色ガラスを少し混ぜて。一番きれいに見えるあたりで。

 

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 鉱物ネタもう一つ。大子のほうで見つけたざくろ石の結晶が取れる沢、そのパンニング成果。以前はざくろ石以外はその場で捨ててきたのですが、真面目に他の鉱物も探してみます。

 

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 磁鉄鉱を磁石で除く。大量ですけど、ざくろ沢と違って結晶はありません。

 

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 残った砂から拾い出してみると…… おおお、何かいろいろと。

 

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 とりあえずわかる範囲で分けてみます。ざくろ石、かんらん石、輝石・角閃石石英

 

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 輝石と角閃石の区別はシロウトには難しい部分があります。なのでごっちゃのまま。

 

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 これ、かんらん石でいいんでしょうか。間違ってたらご指摘ください。

 

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 もっと緑色だったらわかりやすいんですが。

 

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 ざくろ石の結晶。

 

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 ざくろ沢ではとうとういいのが出なかったので、ちょっと嬉しい。

 

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 最後に、一緒に採れた石英を何気なく双眼実体鏡で覗いてあらびっくり。六角錐のそろばん玉。高温石英じゃん、これ。

 

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 初崎海岸のものより小ぶりですけどちゃんと結晶型をしています。ここの他の鉱物たちと同様、火成岩に含まれていたんですね。へー。

 


 鉱物。日本のものは基本的にルーペで見るレベルの大きさです。それゆえ一般の人の目には触れない。また一つ、世の人々とは異なる世界を見られるようになりました。自己満足にくくくとほくそ笑んでおります。

 

 

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鷲子山上神社/なじみの場所が次々とパワースポットになっていく現状を受け入れようと思う

 

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 鷲子、と書いてとりのこと読みます。鷲子山上神社。このブログでおなじみ常陸大宮市、旧美和村に古くから鎮座する神社で、正確には参道の石段や本殿を茨城県と栃木県の県境が貫いているという面白い立地をしています。出不精の私が最近巻き込まれるパターン、若い人にぜひ行きたいとせがまれ案内するという道行きになりました。

 

 で、聞いて驚いたのが、ここが今パワースポットとして有名だということ。


 これはアレだ。御岩神社や鶏足山と同じパターンだ。かつて自然観察でお気に入りだった静かな山峡が、いつの間にか人が大挙して押し寄せるようになっていたやつだ。ああ人ごみはイヤだよう。

 

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 というので朝8時に出発して、込み合う前に到着しました鷲子山上神社。名の通り、鷲子山の山頂部にあります。標高460メートルちょっと。

 

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 県境。

 

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 にぎやかな門前。

 

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 神仏混交の名残が見られる社殿は間違いなく由緒正しいものです。神すさぶ神域です。

 

 

 

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 …… なんだけど

 

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 本殿の裏。こんな派手なお稲荷様なんてあったっけ。かつてここらの藪を歩き回った記憶はありますが。

 

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 沿道にはフクジュソウの植栽。

 

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 お稲荷様の裏を下ると、一面にアジサイの園芸品種が植えられた立体庭園になってました。

 

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 エンドレスサマー …… ここが神社であることは抜きにしてどんな花か見てみたい。

 

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 順路にはこれでもかとばかりにフクロウ!

 

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 フクロウ!

 

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 フクロウ!

 

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 巨大フクロウ!


 昔ここの裏山で私が自然観察をしていたころは、ただの古めかしい神社でした。フクロウはどこにもなかったと思います。ご祭神は鷲わしのはずだし。つまりはこれ、こちらのご神職の企業努力の成果です。


 いえ、決してそれを揶揄するものではありません。御岩神社の記事でも書きましたが神はヒトに祀られ、敬われてこそ神なのです。神の力はヒトの力。多くの人が訪れることで神威は増し、ご利益も上がるのだと思います。神をことほぐのに、人を呼び込むことほど効果的なものはありません。


 ふと気づいたのですが、フクロウやらアジサイやらの客寄せがあるのはすべて神域の外でした。鳥居より内側の結界の中は清浄なまま。本来の神様の領分は一切乱されてません。聖と俗のけじめ。節度を保ったまま人を呼び込む努力をする。私は支持したいと思います。

 

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 花の名の看板に冬を耐え抜いたアカタテハ。春が来ています。

 

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 帰りに道の駅「かつら」に寄って、特製イチゴ大福を買って那珂川の河原で食べました。甘いイチゴと甘さを抑えた餡のバランスが絶品でした。皆様もぜひ。

 

 

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筑波山・雪

 

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       筑波山に登りたい、どうしても。


 若い人にそうお願いされて、案内役を引き受けました。その約束が今日。

 

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 昨日一日降り続けた氷雨がまあ凍っちゃって。どんなことになっているのか筑波山

 

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 積雪でした。

 

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 山だから別にいいだろうと思われるかもしれませんが、ここは雪の降らない茨城県。「常陸国風土記」でも氷雪に覆われることがないのを自慢してたくらいです。しかも3月15日ですよ今日は。たぶん生涯ただ一度の雪の筑波山です。

 

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 道はぬかるみ。

 

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 所詮春の雪なので、日が照るとみるみる溶けていきます。それはいいんだけど木々の枝についた雪がものすごい勢いで落ちてきて、あたりは絨毯爆撃の様相を呈してます。

 

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 ずざざざざー。

 

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 登山道には雪解け水の流れができています。午前中はこんなもんだろうけど、午後には滝のように流れてますよ。

 

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 生物屋である私は基本的に虫や花の見られる季節にしか山に登らないわけですが、大学時代にサークルの夏山合宿の予備調査で5月の東北の山に登ったことがあります。吹雪に閉じ込められ、翌朝晴れると初夏の日差しで刹那の間に雪が消えていくのを驚きの目で見ていました。ちょうどそんな感じ。

 

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 弁慶七戻り。奇岩の連続するのが筑波山

 

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 とにかく雪。ものすごくたくさんの人が登ってきていますが、皆さんびっくりしています。こんな筑波は初めてだと。はい、私もそう思います。

 

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 筑波山は女体山、男体山の二つの峰からなります。今日のルートではまず女体山頂。狭い岩場が人だらけ。皆さん雪で滑って落ちないように。こんな山ですが事故はあるんです。特にこの山は滑りやすい「斑レイ岩」でできていますので。

 

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 ああ、筑波が雪山だあ。

 

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 二つの峰の間にあるのがこの「御幸ヶ原」。

 

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 今日は行きませんが男体山頂。電波塔と旧測候所。これがまたかっこいい建物なので、いずれご紹介しますね。

 

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 北に以前ご紹介した加波山

 

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 帰りはケーブルカーでらくちんに下山して、今日の山歩きはおしまいです。

 

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 思わぬ姿を見せてくれた今日の筑波山でした。

 

 

 

 

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 時ならぬ春の積雪をもたらした昨日の天気。その中で私は結婚式に参列してました。仕事上で私の一番弟子と称される気のいい男の華燭の典です。本人の人柄もあって、外の天気を忘れさせる暖かないい結婚式でした。よき伴侶を得て、ここからもいい人生を歩んでほしいと切に願う次第です。

 

 

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キクザキイチゲが咲いていて、富岡橋で読者の方に会えたこと

 

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        キクザキイチゲが咲いていました。

 

 

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 久慈川上流の、またこんなところを歩いていて、ふと岸辺を見たらそっとうつむき加減に。

 

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 開ききってはいませんけど今年初めて見たアネモネ属。この仲間では花期の早いものですが、思ったより早かったという印象です。春の花の撮影準備を、もう始めなくては。

 

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 河原も見ておこうと小貫橋に寄ったら、土砂採取中。重機が入ってます久慈川メノウ教教義その2、地元に迷惑かけない。立ち入りはしばらくご遠慮なさったほうがよろしいかと。


 で、富岡橋に行ったら男性が二人石拾い中でした。お声をかけて話していたら、埼玉から来たという若い方が「ジノさんですか?


 うわあ、フィールドでその名を呼ばれるの初めて。こそばゆくて、なんかうれしい。私のブログを見て、今日が初めての石拾いとのこと。私も初めてのリアル読者さまです!


 今日の収穫物を拝見したら、さっそくすごいものを見つけておいででした。なかなかのビギナーズ・ラック。これであなたも深みにはまりましたね


 フィールドを愛する方は、すべて私のお仲間です。またどこかでお会いしましょう。

 

 

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