石の接写をお見せします。無機質な結晶の、生あるような表情をご覧ください。
最近のお気に入り、高温石英の「高温水晶」。そろばん玉のような結晶の、特に透明度の高いものを。向こう側が透けてます。
先日久慈川の上流域で採ってきたざくろ石。ライティングを変えながら、多面体構造の「面」を見ていただきます。
ざくろ沢の磁鉄鉱。センチ級の結晶が取れる場所があるそうで、行ってみたいと思ってます。
例えばウイルスは、核酸とタンパク質の粒子に過ぎないのに自己複製を行います。生物と無生物、双方の特徴を持っています。同様に結晶もまた、相似形を取りながら個性を持つという,生物の特徴を持った無生物と私には思えます。いやそもそも生物とは何だろう。珪素生物という、我々からは石にしか見えない生物だってこの宇宙のどこかにはいるという。
人間の尺度に収まらぬものがこの世界にはたくさんある。そう信じたい私です。