ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

久慈川・玉川のメノウと珪化木 鑑賞編

 


 僭越ながらまず用語の確認をさせていただきます。


石英 二酸化ケイ素からなる造岩鉱物。六角柱状の自形結晶を水晶という

カルセドニー(玉髄) 石英の微小な結晶からなる
  カーネリアン(紅玉髄) 全体に赤色のもの
  アゲート(メノウ) 縞状のもの

オパール(蛋白石) 非結晶質の石英 一般に乳白色でメノウの一部になる


性状・性質

 ここではメノウ中心部に残された空洞のこと
仏頭状構造 晶洞内部で仏像の螺髪のように球状の構造が重なったもの
       表面が白くオパールで覆われることもある
       形状は様々で、鍾乳石のように溶け落ちた外観のものもある
微結晶 晶洞内がびっしりと小さな水晶に覆われる場合私はそう呼称しています
蛍光 ブラックライトの照射で発光する性質、またその光
    波長 375nmでメノウは白色、オパールは紫色に光る


 ひっくるめて、このブログでは「メノウ」と総称しています。オパールは「玉滴石」と表現することも。…… まあ硬い話はともかく、10月末から先日までの久慈川・玉川のメノウをピックアップしてご覧にいれます。気持ち悪い写真多数。でも一枚くらいお気に召すものがあれば。


 ちなみに「いばらきオールスターズ」からウェイトレスのミカちゃんがスケール代わりに立ってくれました。ミカちゃんの身長約1センチです。


① カーネリアン母岩付き


 たぶん母岩は玄武岩。当地のメノウでは珍しい組合せです。川流れして母岩は丸く削れ、メノウは角ばって出っ張る。両者の硬度の違いが形に出ています。河原で濡れて泥だらけだったときはどちらも真っ黒で、我ながらよく見つけたもんだと。

 


 黒いほどに赤いとはこれ如何に。

 


 あ、ハートマークがあるう


② アゲート


 前の記事で、メノウの地層にボクを導いてくれたもの。道標らしく、とにかく目立つ色です。

 


 でもあまり芸はない、なんてね。


③ アゲート微結晶


 露出した晶洞内面にびっしりと微結晶。そうそうこれくらい芸がなくては。全体として一辺5センチの三角形をしています。小さいながら見る場所ごとに景色さまざま。

 


 微結晶。

 


 取りあえず縞メノウ/アゲートとしたけれど縞はさほどでも。前記事の写真の通り、もっと鮮やかな縞模様のメノウもあったのですが、みんなこの撮影前に聖地の河原に放逐してしまった。なんでこう考え無しなんだろう。


④ 晶洞カルセドニー


 長辺10センチの今回一番大柄な美女。開いた晶洞が二か所、いずれも美しい乳白色のオパールに覆われて、これは蛍光が綺麗だぞ。

 


 ね。


⑤ ぶつぶつカルセドニー


 題「宇宙アメーバに襲われるミカちゃん」。ああっこのぶつぶつがたまらんっ

 


 いいでしょ? ねえいいでしょこのぶつぶつ。蛍光の写真もあるのですがぶつぶつが平面的に写ってつまらないのでパスね。


⑥ 溶け落ち


 またもどろっとしたヤツに襲われるミカちゃん。

 


 実際にこの構造がどれくらいの時間をかけてどのように作られるのか知りません。ただただ魅せられます。


⑦ 塊状蛍光


 最近久慈川や玉川で、こういうドテっとした四角いかたまり状玉髄を見逃しません。

 


 ほぼ必ず蛍光するから。しかもいい色で。


⑧ 小仏頭


 小さい玉髄でも、仏頭があると拾っちゃいます。



 蛍光するから。


⑨ 筋彫り晶洞微結晶


 これもたまに見かけるタイプで、成因は知りませんが一面にスジ模様のメノウ。

 


 まあ表面の構造はともかく

 


 これは晶洞が見事でした。びっしりと微結晶が生えてます。

 


 奥の奥の、光っている部分を拡大。小さくなって探検したいぜ。


⑩ 赤珪化木


 いかんタイトルにあるのにまだ珪化木を出してなかった。今回はこれだけね。これも成因は不明ですが微妙な色合いで思わず拾ってしまった。


おまけ① 赤凝灰岩


 この色が河原で目立ちまくり。レンガかと思ったけど人工物ではありません。水には浮かないけど多孔質。たぶん火砕流堆積物の凝灰岩で、含まれる鉄分が酸化した色ではないかと思います。


おまけ② 玉川ざくろ


 先日の磁鉄鉱パンニングが楽しかったので調子に乗ってざくろ石狙いのパン皿を回してみたのですが…… 以前と違ってあまり集積しておらず、採れたざくろ石も結晶の壊れたものがほとんど。

 


 自然相手ってほんと、タイミング命です。

 

 


 人生がたからさがしであるならば、今の私の日々はまさに人生そのものです。仕事で追い詰められてこのブログで愚痴っていた頃がなつかしい。天がどうなさるつもりかわかりませんが、いましばらくはこの道ゆきが許されることを願ってやみません。

 

 

 

 

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