ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

仄暗い水の底からハロゲン型LED電球を見繕ってみた

 

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 16年前に家を建てたとき,ささやかながら書斎を作っちゃいました。三畳。


 狭さが心地良くて,家族に怪しまれながら休日は1日籠ってたりします。筋トレとかストレッチもこの中でできます。手の届く範囲に何でもあるし,好きなものに囲まれているし,太古の湖うみのほとりのように心穏やかに過ごせます。このまま水底に鎮座して貝になりたい,なんて。

 

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 落ち着ける理由の一つがこの照明。元々ハロゲン電球がついていたのですが,とにかく光が熱い。入居したのは10月でしたがその時点で熱かった。夏には耐えがたいことになるのが目に見えていたので,E11というこの特殊な口金に付けられるLED電球を探しました。そしてネットで見つけたのがこれ。

 

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 1個でLEDを30個も使ったものです。当時はLEDが一般に普及し始めたばかりで,種類も性能も十分ではなく,とにかく大手がハロゲン型LED電球を作り始めるまでのつなぎ商品,すきま商品だったのでしょう。1個4000円を2個。消費電力1個当たりわずか1.7ワット。明る過ぎず,光が熱くありません。以来16年,薄明のような仄暗い白色光の元で穏やかに過ごしていたのですが,最近ふと気づきました。

 

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    えらく暗い。


 カタログでの電球寿命は1万5千時間,これは新品の半分の明るさになるまでの使用時間だそうです。1日6時間使ったとして 6×365×16=…… 3万5千時間?! そりゃ暗くもなるわ。腕時計の太陽電池が反応しません。替え時です。

 

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 ネットで見ると,今は大手から中小までさまざまなメーカーがハロゲン型を出してます。とりあえずメガドンキで実物があったオーム電機製のを購入してみました。電球色,消費電力6.7ワットのを2個。

 

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 ぐわあああ,眩しいっっ 溶けるぅぅぅ


 そりゃそうです。元のが新品時でも合わせて3.4ワット,今度のは13.4ワット。実質十倍くらいの明るさでしょうか。電球色なので赤外線も多いでしょう。落ち着かないどころかチリになって消滅しちゃいそうな明るさと熱で,もはやこれは暖房器具のレベルです。オームさんには申し訳ないけど私の書斎には合いませんでした。お蔵入り決定。

 

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 さて困った。白色光でもっとワット数の小さいやつ。何店か回って見つけたのが東芝製3.0ワット。


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 これを1灯だけ使って,何とか落ち着く明るさになりました。

 

 


 人は大なり小なり夜に心を休めるものと考えますが,皆さんはどのような空間でその日一日を振り返るのでしょうか。お酒を飲みながら,人と語らいながら,家族を見守りながら…… それぞれの時間をお持ちなのでしょうね。私はこの書斎で心を養って,また明日という日に挑んで行きます。これを読むすべての皆さまの夜に幸あれ。

 

 

 

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