ジノ。

愛と青空の日々,ときどき【虫】

10月の庭でエーテルを

 

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 何かとせわしない10月でした。


 特にこの土日は二日ともイレギュラーな仕事。行けばいいという仕事で,むしろ楽しいし昼飯出るしお手当てもちゃんと付くので文句は言いっこなしなのですが,以前にもどこかで書いたように私は平日に消耗したエーテルを土日にフィールドで補給してまた次の週に臨んでいるのでその点はちとキツい。なによりブログが更新できません。


 今日のところは夕刻に庭で撮った写真をお見せしてやり過ごそう。

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 今年もアケビがたわわわと実りました。家人は誰も食べてくれないのでみんな人にあげてしまった。

 

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 枯れかけたアサガオにデカいイモムシ。エビガラスズメの幼虫です。ヒルガオ科植物が食草で,サツマイモ(ヒルガオ科)の害虫として知られます。拡大写真もあるのですが今日は自粛します。私が見てもかなり気色悪いので。

 

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 ほったらかした庭はまた雑草どもが大暴れしています。特に厄介なカラスビシャクを大繁殖させてしまった。お百姓さんから忌み嫌われる不死身の害草です。抜いても抜いても球根が地中に残り再生するばかりか,種子でもムカゴでも繁殖し,あたりを埋め尽くしていきます。

 

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 これが「ヘソクリ」の語源,カラスビシャクの球根。厄介な雑草ではありますがこの球根は「半夏はんげ」という生薬で,吐き気を抑える薬効があります。薬種として換金できるので昔のお百姓さんはこの球根を掘っては売って小遣いにしたとか。

 

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 誰が植えたかコキアホウキギ。かの公園のが有名で植栽の遠景写真はよく見ますが,拡大してみるとわけわからん。

 

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 接写するともっとわからん。紅葉の頃には花の付属物が長く伸びてこんな感じになるのだそうです。

 

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 コムラサキシキブ。こんなに目立つのになぜか鳥に狙われない。

 

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 ツワブキが咲き始めました。小さな花がまとまった「頭花」が特徴のキク科植物で,コスモスもヒマワリも百日草もフキノトウもみんなこの構造をしています。なんかアリがいっぱいいる。

 

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 筒状花を一つ接写していたらフレームにキイロシリアゲアリが割り込んで来ました。お調子者め。アリは少なくとも3種類いました。ツワブキ,人気者ですね。

 

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 ハマナス。これがハマナス。過去の記事もよろしくお願いします。

 

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 夕陽を浴びてホトトギス

 

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 見ていたらトラマルハナバチが来ました。こんな市街地でどこに巣があるのでしょうか。ミツバチ同様社会性の昆虫で,スズメバチのように女王のみが越冬します。働きバチが蜜集めしているということは,まだ大家族が活動中なんだ。もともと北方系で寒さには強いのでしょうが,そろそろ今年の巣もおしまいでは。

 

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 この個体,翅がぼろぼろでした。巣で待つ兄弟姉妹たちのためにどれだけの試練を経て今日の空を飛んでいるのだろう…… なんて感傷的なお話以前に,ただでさえ小さい翅がさらに小さくなって,どうしてこれで空が飛べるんだ。もともとマルハナバチがこの肥満した体と小さな翅で空を飛ぶこと自体が航空力学上あり得ない謎だったそうです。現に飛んでるんだからいいじゃんとハチは言うでしょうけど。

 


 ちょっとだけエーテルの補給ができました。でも今週は働き過ぎないようにしよう。

 

 

 

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