このブログ初見参の方のために申し上げます。男体山と言ってもあの有名なヤツではありません,悪しからず。
いつも私に県内の山案内を頼んでくる若いのが,今回は奥久慈男体山を所望してきました。そうか男体山か。では最ハードな健脚コース行ったろかいと考えていたら,登る行為よりも頂上に立ちたいのだと。わかった最短ルートで行こう。茨城の低山はそういう目的には最適です。
朝8時半,水戸出発。昨夜からの雨が残っています。大丈夫,晴れ男を信じろ。
登山口。ほら晴れた。持方の集落から稜線まで一気に直登する最短ルートです。
青空はわが手にあり。遠くから猟犬の声が聞こえます。
若いのを先に行かせるのですが…… 体力で負けつつある。年齢を考えれば当然か。健脚コース行かなくてよかった。
山頂着。
ご無沙汰しました。
家を出て1時間半でこの風景。
さっきまでの雨雲が東のかなたに遠ざかっていきます。
ふもとの道路とか,人々の生活が垣間見えるのが茨城の山。
落葉した夏緑樹林の冬なのに積雪がない。これも茨城。
静かです。いつもは人でごった返す山頂ですが,今朝の雨で団体さんがみな諦めたのでしょう。団体で行動したがる人がいなければ,山は静かなんです。そういう人たちがGDPを押し上げているのでしょうけど。
しばし景観を楽しんで,若いのは満足したようです。さあ帰るか。
持方集落最奥の農家。私も本当はこんな山家やまが暮らしがしたいんです。朝日とともに起きて,山に祈り,囲炉裏の火を起こし,畑と鶏舎を見回り,写真を撮り,本を読み,風呂を沸かし,山とともに眠りに就く。ええ,ファンタジーなのはわかってます。
この日はいったん水戸に戻ったあと,位置的には男体山頂のごく近傍,三太の湯まで出かけました。ガソリンの無駄? いいえ,私的には別イベントなんで問題ありません。いい休日でした。
(タイトルつけ忘れたことに翌日気づきました。ご迷惑おかけしました)
↓ どうか。