極寒マイナス4℃。すこーんと晴れた茨城の空。ファイヤーフォックスのテーマを聞きながら快適な田舎道を走ると,本当にマッハ6の戦闘機を駆っているような気分になります。
まず軽く玉川を覗いてみます。前回のメノウ特異点は避けていつもの場所へ。
メノウは書くほどのことも無かったのですが,気付いたことが一つ。川石の陰に溜まった砂がやけに黒い。流れの渦がパンニング効果となって比重の重い鉱物が集まったようです。すくって見たら,砂鉄の中に大量のざくろ石が混じってました。鮮やかなざくろ色は,以前メノウと一緒に見て歓喜したのと同じ色合い。かの「ざくろ沢」や筑波山塊のものよりはるかに赤く美しい,そうですこれぞ玉川のざくろ石。小さいながら結晶形を呈しています。あの時はそこだけの偶産的なものと諦めたのですが,玉川パンニングでざくろ石採取,案外イケるかもしれない。今度ご報告いたします。
さて今日は玉川がメインではない。アクセル踏んで久慈川を渡り,これも久慈川の支流山田川を目指します。以前一度だけメノウ拾いをしました。
実は先日偶然に,山田川に良さげな河原を見つけていたんです。前の場所よりはるかに上流で,さてメノウはあるか。探索癖がぐぐっと頭をもたげてしまいました。
石は花崗岩がメイン。久慈川本流より河原が白く見えます。水は澄んで,玉川より気分良し。
さっそく小さなかけら発見。まあ持ち帰るほどのものではありません…… って,私も贅沢なこと言うようになったもんだ。玉川の見事なアゲートや海岸のカーネリアンを見慣れてしまったゆえの贅沢。少し反省しなくては。
もひとつ今度は玉髄。これも置いていきます。
ところがこのあと獲物が途絶えました。メノウは特定の場所に集積する傾向があります。どこだどこだと歩き回ることしばし。目につくのはガラスのかけら,ビーチグラスと言っていいのかな。ここの上流にはびんを川に投げ捨てる人が多いらしい。
わしは休日に何をやっているのだろう。
そしてまたアタり始めました。ああ昔なら大興奮だったろうになあ。メノウ拾いに没入するあまり,その楽しさを見失っている気がする。
大きいのもありました。質はあまり上等とは…… なんてあたりは久慈川本流のものと大差ありません。
手のひらサイズのこれをお持ち帰り…… と思ったら
同サイズがまた一つ。冷静に考えて,どちらも河原に残しました。
赤いのと
これ面白い。お持ち帰りはなるべく少なく。
今日も青空をバックにフィールドざんまい。明け方に見た悲しい夢の余韻はいつの間にか消えていました。明日は仕事を頑張ろう。
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某海岸と山田川でメノウ拾ったりなんだリの静かな休日 - ジノ。
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